第十七「カフィズマ」

提供: Wikisource
移動: 案内検索

<聖詠経

第百十八聖詠

(アリルイヤ)
道に玷なくして、主の律法を履み行うものは福なり。
主の啓示を守り、心を盡くして彼を尋ぬる者は福なり。
彼等は不法を作さずして、主の道を行く。
爾は爾の命を固く守らんことを命ぜり。
嗚呼願わくは我が道は爾の律を守るに向かわん、
其の時我爾が悉くの誡めを視て羞ぢざらん、
我爾が義の定めを学び、心の直きを以て爾を讃榮せん。
我爾の律を守らん、我を全く棄つる毋れ。
少者は何を以て己の道を潔くせん、爾の言葉に循いて己を修むるを以てす。
我心を盡して爾を尋ぬ、我に爾の誡めを避くるを容す毋れ。
我爾の言葉を我が心に蔵めたり、爾の前に罪を犯さざらん爲なり。
主よ、爾は崇め讃めらる、爾の律を我に訓え給え。
我我が口を以て爾が口の悉くの定めを傳えたり。
我爾が啓示の道を悦ぶこと諸々の貨財を悦ぶが如し。
我爾の誡めを考え、爾の路を仰ぐ。
我爾の律を以て慰めとなし、爾の言葉を忘れず。
爾の僕に憐れみを顕わし給え、然かせば我生きて爾の言葉を守らん。
我が目を啓き給え、然かせば我爾が律法の奇蹟を観ん。
我地に在りて旅客なり、爾の誡めを我に隠す毋れ。
我が霊恒に爾の定めを望みて憊れたり。
爾は誇る者、詛われし者、爾の誡めに逆らう者を抑えたり。
侮りと辱しめとを我より除き給え、我爾の啓示を守ればなり。
牧伯は坐して我を謀る、惟爾の僕は爾の律を考う。
爾の啓示は我の慰めなり。爾の律は我の共議者なり。
我が霊塵に投げられたり、爾の言葉に循いて我を生かし給え。
我我が道を陳べしに、爾我に聞けり、爾の律を我に訓え給え。
我に爾が命の道を悟らしめ給え、然かせば我爾の奇蹟を考えん。
我が霊は憂いに依りて消ゆ、爾の言葉に循いて我を固め給え。
詭詐の道を我より遠ざけ、爾の律法を我に授け給え。
我真実の道を擇び、爾の定めを我が前に置けり。
主よ、爾の啓示を慕えり、我に羞を得しむる毋れ。
爾我が心を廣めん時、我爾が誡めの道を趨らん。
主よ、爾が律の道を我に示し給え、然かせば我終わりに至るまで之に依らん。
我を悟らせ給え、然かせば我爾の律法に遵い、心を盡くして之を守らん。
我を爾が誡めの道に立て給え、蓋我之を慕えり。
我が心を爾の啓示に傾かしめ給え、貪りに傾かしむる毋れ。
我が目を転じて虚しきことを見ざらしめよ、我を爾の途に生かし給え。
爾の言葉を爾の僕に固めよ、彼爾の前に慎めばなり。
我が懼るる侮りを除き給え、爾の定めは仁慈なればなり。
視よ、我爾の命を慕えり、爾の義を以て我を生かし給え。
主よ、願わくは爾の憐れみは我に至り、爾の言葉に循いて爾の救いは我に至らん、
然からば我を侮る者には、我に對うるを得ん、我爾の言葉を恃めばなり。
我が口より真実の言葉を全く離す毋れ、我爾の定めを恃めばなり、
然からば我常に爾の律法を守りて世々に至らん。
我自由にして行かん、爾の命を求めたればなり。
我諸王の前に爾の啓示を言いて耻ぢざらん。
我愛する所の爾の誡めを以て慰めとせん。
我が手を愛する所の爾の誡めに伸べて、爾の律を考えん。
爾の僕に賜いし言葉を記憶せよ、爾我に之を恃まんことを命ぜしによる。
爾が言葉の我を生かすは、斯れ我が患難の時には我の慰めなり。
誇る者は大く我を譏れり、然れども我爾の律法を離れざりき。
主よ、我爾が古世よりの定めを記憶して自らを慰めたり。
我悪人等が爾の律法を棄つるを見て驚き懼る。
我が旅する處に於いて爾の律は我の歌となれり。
主よ、我夜中爾の名を記憶し、爾の律法を守れり。
是れ我が物となれり、我爾の命を守るに縁る。
我謂えり、主よ、爾の言葉を守るは我の分なり。
我心を盡くして爾に祷れり、爾の言葉に循いて我を憐れみ給え。
我我が道を考え、我が足を爾の啓示に旋らせり。
我爾の誡めを守ること速やかにして遅からざりき。
悪人の網我を囲みたれども、我爾の律法を忘れざりき。
我夜半に興きて、爾が義なる定めの爲に爾を讃榮せり。
凡そ爾を畏れて爾の命を守る者は、我之と儔たり。
主よ、地は爾の憐れみに満ちたり、爾の律を我に晦え給え。
主よ、爾は已に爾の言葉に循いて善を爾の僕に行えり。
我に善き明悟と智慧とを晦え給え、我爾の誡めを信ずればなり。
我が苦しみの先に我迷えり、今は爾の言葉を守る。
主よ、爾は善にして善を行う者なり、爾の律を我に誨え給え。
誇る者は偽りを編みて我を攻む、唯我心を盡くして爾の命を守らん。
彼等の心は肥えたること脂の如し、惟我爾の律法を以て慰めとなす。
我が爾の律を学ばん爲に苦しみしは、我の爲に善なり。
爾が口の律法は我が爲に金銀千々よりも貴し。

光榮讃詞

爾の手我を造り、我を設けたり、我に悟らせ給え、然かせば我爾の誡めを学ばん。
爾を畏るる者は我を見て、我が爾の言葉を恃めるを喜ばん。
主よ、我爾が定めの義なるを知る、爾義を以て我を罰せり。
願わくは爾の憐れみは爾の僕に賜いし言葉に循いて我の慰めとならん。
願わくは爾の憐れみは我に至らん、然からば我生きん、蓋爾の律法は我の慰めなり。
願わくは誇る者は辱しめられん、蓋彼等故なくして我を攻む、我爾の命を考う。
願わくは爾を畏れて爾の啓示を識る者は我に向かわん。
願わくは我が心爾の律に瑕なからん、我が耻を得ざらん爲なり。
我が霊爾の救いを慕いて消ゆ、我爾の言葉を恃む。
我が目は爾の言葉を俟ちて消ゆ、我謂う、爾何れの時に我を慰めんか。
我は革嚢の烟の中に在るが如し、然れども爾の律を忘れざりき。
爾が僕の日は幾何かある、爾何れの時に我を窘逐する者を審判せんか。
誇る者は爾の律法に悖りて、我が爲に落とし穴を掘れり。
爾の誡めは皆真実なり、彼等不義を以て我を窘逐す、我を助け給え。
彼等殆ど我を地に滅ぼせり、然れども我爾の命を棄てざりき。
爾の憐れみに依りて我を生かし給え、然かせば我爾が口の啓示を守らん。
主よ、爾の言葉は永く天に固められたり、
爾の真実は世々に在り、爾地を立てしに、地即ち立つ。
爾の定めに循いて皆立ちて今に至る、蓋皆爾に務むるなり。
若し爾の律法我の慰めとならざりしならば、我は我が禍いの中に亡びしならん。
我永く爾の命を忘れざらん、爾此れを以て我を生かせばなり。
我爾に属す、我を救い給え、我爾の命を求めたればなり。
悪人は我を伺いて滅ぼさんと欲す、惟我爾の啓示を究む。
我凡その完全の限りを見たり、惟爾の誡めは廣きこと測り難し。
我幾何か爾の律法を愛する、我終日之を考う。
爾の誡めを以て爾我を我が敵より智ならしめたり、蓋此れ常に我と偕にす。
我の知識は我が総ての教師に逾えたり、我爾の啓示を考うればなり。
我の多識は老人に勝る、我爾の命を守ればなり。
我悉くの悪しき道に我が足を禁ず、爾の言葉を守らん爲なり。
我爾の定めを避けず、爾我を訓うればなり。
爾の言葉は我が喉に幾何か甘き、我が口には蜜よりも甘し。
我爾の命を以て諭されたり、故に悉くの詐りの道を疾む。
爾の言葉は我が足の灯火、我が路の光なり。
我爾の義なる定めを守らんことを盟えり、即之を成さん。
主よ、我痛く迫害せられたり、爾の言葉に循いて我を生かし給え。
主よ、我が口の自由なる獻祭を受けんことを悦びて、我に爾の定めを誨え給え。
我が霊は常に我が手に在り、然れども我爾の律法を忘れず。
悪人は我が爲に網を張れり、然れども我爾の命を避けざりき。
我爾の啓示を永き嗣業として受けたり、蓋此れ我が心の楽しみなり。
我我が心を傾け、永く爾の律を行いて終わりに迄らん。
我人の虚説を疾み、惟爾の律法を愛す。
爾は我の蔽い、我の盾なり、我爾の言葉を恃む。
不法の者よ、我を離れよ、我我が神の誡めを守らん。
爾の言葉に循いて我を固め給え、如かせば我生きん、我が望みに於いて我を辱しむる毋れ。
我を助け給え、如かせば我救いを得、恒に爾の律を顧みん。
凡そ爾の律に離るる者は爾之をイトす、蓋彼等の謀は詭なり。
凡そ地の悪人は之を銕滓の如くに除く、故に我爾の啓示を愛せり。
爾を畏るるに因りて我が肉体慄き、我爾の定めを懼る。
我定めと義とを行えり、我を我が窘逐者に付す毋れ。
爾の僕を護りて善を得しめ給え、誇る者の我を迫害せざらん爲なり。
我が目は爾の救いと爾が義の言葉とを望みて消ゆ。
爾の憐れみに循いて爾の僕に行い、爾の律を我に誨え給え。
我は爾の僕なり、我に悟らせ給え、如かせば我爾の啓示を識らん。
主に事を行う時至れり、人爾の律法を毀てり。
唯我爾の誡めを愛すること金に愈り純金に愈る。
我爾が悉くの命を受け認めて、皆之を正しとなし、悉くの詭の途を疾む。
爾の啓示は奇妙なり、故に我が霊を守る。
爾が言葉の啓発は光を施し、愚蒙の者を悟らしむ。
我口を啓きて喘ぐ、爾の誡めに渇けばなり。

光榮讃詞

我を顧み、我を憐れみ、爾の名を愛する者に行うが如くせよ。
我が足を爾の言葉に固め給え、諸々の不法の我を制するを許す毋れ。
我を人の迫害より救い給え、如かせば我爾の命を守らん。
爾が顔の光にて爾の僕を照らし、爾の律を我に誨え給え。
我が目は水の流れを注ぐ、人爾の律法を守らざるに縁る。
主よ、爾は義なり、爾の定めは正し。
爾の命じたる啓示は義なり、全き真実なり。
我が熱心は我を触む、我が敵爾の言葉を忘れしに縁る。
爾の辭は甚だ清し、爾の僕は之を愛せり。
我微小にして卑しと雖も、爾の命を忘れず。
爾の義は永遠の義、爾の律法は真実なり。
悲しみと憂いとは我に及べり、爾の誡めは我の慰めなり。
爾が啓示の義は永遠なり、我を悟らせ給え、如かせば我生きん。
我心を盡くして呼ぶ、主よ、我に聴き給え、如かせば我爾の律を守らん
爾を呼ぶ、我を救い給え、如かせば我爾の啓示を守らん。
黎明に先立ちて呼び、爾の言葉を恃む。
我が目夜更に先立ちて寤む、爾の言葉を究めん爲なり。
主よ、爾の憐れみに依りて我が聲を聆き、爾の定めに依りて我を生かし給え。
悪を謀る者邇づけり、彼等は爾の律法に遠ざかる。
主よ、爾は邇し、爾が悉くの誡めは真実なり。
我昔より爾の啓示は、爾之を世々の爲に立てしを知れり。
我が阨を顧みて我を遁れしめ給え、蓋我爾の律法を忘れず。
我が訴えを理めて我を護り、爾の言葉に循いて我を生かし給え。
救いは悪人に遠し、蓋彼等は爾の律を求めず。
主よ、爾の恩沢は多し、爾の定めに依りて我を生かし給え。
我に窘逐者及び敵人は多し、唯我爾れ爾の啓示を離れず。
我悖る者を見て憂う、彼等爾の言葉を守らざればなり。
視よ、我如何に爾の命を愛する、主よ、爾の憐れみに依りて我を生かし給え。
爾が言葉の本は真実なり、凡そ爾が義の定めは永遠なり。
牧伯の故なくして我を窘逐す、唯我が心爾の言葉を懼る。
我爾の言葉を悦ぶこと大いなる利益を獲し者の如し。
我詭りを疾みて之を忌み、惟爾の律法を愛す。
我爾が義の定めの爲に日に七次爾を讃榮す。
爾の律法を愛する者には大いなる平安あり、彼等に躓きなし。
主よ、我爾の救いを恃み、爾の誡めを行う。
我が霊爾の啓示を守り、我甚だ之を愛す。
我爾の命と爾の啓示とを守る、蓋我が道は悉く爾の前にあり。
主よ、願わくは我が呼び聲は爾が顔の前に邇づかん、爾の言葉に循いて我を悟らせ給え。
願わくは我が祷は爾が顔の前に至らん、爾の言葉に循いて我を救い給え。
爾が我に其の律を誨えん時、我が口は讃美を発せん。
我が舌は爾の言葉を述べん、蓋爾が悉くの誡めは義なり。
願わくは爾の手は我の助けとならん、蓋我爾の命を擇べり。
主よ、我爾の救いに渇く、爾の律法は我の慰めなり。
願わくは我が霊生きて爾を讃榮せん、願わくは爾の定めは我を助けん。
我は亡われたる羊の如く迷えり、爾の僕を尋ね給え、蓋我爾の誡めを忘れざりき。

光榮讃詞