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Page:Shisekisyūran17.pdf/474

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あすかいなには殿

みきおなしところへはいる、

 十一月十日

からすまるさいしやう殿

とくたいししようしやう殿

みき御れうにんハ、とかのきやうちう、わきまえさせられ、大こしよさまいゑやすこうより、御しやめん、

 十一月十日

いのくまとのハ、さきをわれしまつうらにふる人ありて、かれをたのみ、かうらいへとかいをこゝろかけ、ひうかのくにへまいられ候、

 古語曰

雖廣三界  無置一身
雖多數日  叵贈一日

といふ事まことなるかな、しのふとすれと、かくれなく、くにぬしたかはしうこんうけたまはりつけて、なかむら大郞ゑもんといふなにかしに申つけて、からめとり、ふねにとりのせ、

 十月十七日に