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浮世の有様

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全目次
 
 
オロシヤ船エトロフ番所砲撃奉行逃走奉行切腹オロシヤ船狼藉の原因蝦夷奥州の警戒公儀役人と佐竹と応答公儀の行軍と上杉の行列と衝突オロシヤ船復来らざりしにより警戒を解く金沢大蔵大輔長崎奉行となる間宮筑前守長崎奉行となる金沢と間宮との批判唐人の出入を制限せしに就きて船頭の抗議大村の城主長崎定詰となる唐人の困窮唐人の乱暴渡辺藤市唐人の狼藉を鎮む大村侯渡辺の功を賞して二百石の知行を与ふ渡辺に就いての批判唐人の臆病津軽騒動の起因津軽の祖先大浦信濃守の悪逆南部津軽の境界論津軽の不法津軽人と南部人の気風津軽侯に就いての批判宮津の百姓一揆苛斂誅求栗原右門の一言にて一揆退く栗原右門佞人の為めに陥れらる西の丸殿中刀傷松山の百姓一揆紀州親類より絹屋への書状忠臣蔵九段目目録いろはうた卯作の弟仁兵衛の書状紀州騒動に就いての余談真田の書状英船漂著薩州侍衆より尾上小十郎への書状文政十年三月十八日の御触
 
 
文政十一年の変異佐賀城下の混雑稲荷明神の霊験同神記遠藤某危難を免る有田皿山の惨状大野島の被害佐賀城附近の作物被害下の関の惨害従来伝説の迷信佐賀の被害状況
 
佐賀城下の惨害武富と強欲と仁慈の池田両家手代の論争武富の家破壊せらる小倉城下の被害福岡の被害柳川久留米の被害大村城下の被害平戸城下の被害長府家中の才智島原天草の被害伊万里の被害鍋島の三家鍋島の三家老多久殿の政道天変の兆諸国の洪水長崎の大風九州の大風下関の大火筑前の大風中国の農作被害蘭船破損并に船中御改筑前の大風両越後の大地震下関大風の書状長岡城下地震の被害江戸の大火焼失の町名並に大名の邸宅植田原八の書状江戸大火の図大火の御救小屋場所附救助寄附の人名織物売出の広告角力組合宇一母の書状水野軍記大伊詐欺にかゝる軍記の最後連座貢の素姓軍記に奇術を学ぶ盲眼を開く金銀を貧者に施す天の川の鯉を取寄す切支丹信徒の三族を滅す詐欺取財さのゝ罪状きぬの罪状貢の罪状植蔵の罪状平蔵の罪状顕蔵の罪状
 
 
伊勢神宮御蔭参りの濫觴内宮抜参の意義の一説宝永御蔭参りの人員明和八年の御蔭参宝永明和の抜参り大神宮の御祓降る抜参の弊害正遷宮六歳の小児の抜参り御祓降る施行奈良奉行の参詣者保護宿屋の雑踏ごまのはひ抜参りの似せ者悪宿引目印の幟参詣者を保護す目印の高帳社人火消役御鎮まり下さるべしと云ふごまのはい門徒寺参宮を制す息子の頓智丁稚を御祓に化す京と大阪と人情の相異姫路藩の参宮人に対する態度施行駕籠大石には施行の家一軒もなし神罰狂女御祓降る犬の参宮飛語訛言御蔭参りやゝ減ず御蔭参り新道を開く河内の門徒寺に御祓降る京都東洞院三条の者御蔭参りの途中溺死す白鷺金幣を衝はふ備前無届の抜参りを禁ず伊東家の復興日向の奇風奇瑞女の入水渡銭米の騰貴疫癘難船雑沓マニフ大明神乱心浮説御蔭踊人買船御神体躍りて借銭を踏み倒す大坂にて参宮人宿泊人数(頭書註)西行が山家集にはかたじけなさと有り後人是事を弁へざるに似たりと云へづは古言に非ず後附け堂島の施行宿伊勢道の施行宿朝熊万金丹の大施行東海道の施行豪奢なる参宮悲劇躍の代償
 
伊勢講百人一首換へ歌鳥づくし百人一首換へ歌僧徒の非行草木の病、流行
 
 
往古の地変薙刀鉾折る内侍所の穢不思議の難を免がる京都の大火伏見の地震京都の地震出火京都諸所の損害震後窃盗放火流行す北野の鳥居破損耳塚の石飛ぶ押小路家地震の為僥倖を得古証文現はる縄手三条辺昔は悪地なりし事所司代禁裏に伺候す流言飛語にて人心恟々窃盗放火六日間陛下庭上に御し、所司代守護し奉る。青蓮院宮の参内大坂は微震大津も微震二条城の修復料地震の際禁裏の実況琵琶の怪説三不思議出雲国造の家官位を受けず千家と北島悪洒落文字悪洒落文字亀山の地震虫の知らせ僥倖備中は震せず肥後の阿蘇山崩れ津浪中国の地震暴風和歌山火神道者の乞食ころり流行丹後丹波間の水運開かる。米買占め愚劣なる流行唄奥書三千両出金の能力なきものには用金を仰附ず金子を町町に融通して買米を仰付く買米の蔵出し
 
上州群馬郡川島村北牧村山津浪浅間山噴火軽井沢の被害沓掛の被害上州板鼻宿の被害鹿狩勢子の員数随従の大名旗本焚出人足獲物摂津河内洪水長寿の火打鍛冶英吉利船房州に来る日本橋渡初百七十余歳の老人口取す西本願寺騒動東本願寺の焼失は稲荷の祟本願寺の狼藉明智の崇明智左馬助本願寺本堂棟木の用材本願寺作事小屋焼失本願寺の負債本願寺主の淫楽同寺主の葬式本願寺に就いての批判本願寺門徒の信仰熱烈なる事浄土宗との争論親鸞大師号許可せられず小笠原主殿逼塞小笠原家老仕置小笠原留守居の家来仕置小笠原家来医師の仕置同留守居仕置同若党の仕置法泉寺恵雲追院若党伊八の罪状通詞吉雄忠次郎仕置同請書本多の家中関所破土居相模守馬に蹈まる英船長崎に来る鍋島家の失態通詞末永の功名奉行図書頭切腹露船長崎に来る相馬の氏神は将門同祭礼水戸領内の神事大久保相模守足軽の敵討根本国八の忠義膳所の浪人讚岐にて兄の敵を討つ道頓堀の火事各地の洪水衣笠虎渓が各地の風俗談弓削新右衛門の罪状弓削の最期弓削一類の罪状罪人罪人を殺す寺院の腐敗悪徒大塩を調伏す貧人救助の御触大塩の好評切支丹の類族仕置落首大塩の大功市人皆大塩の仁政を感謝す僧侶の狼狽二三を除く外は皆破戒の僧のみ破戒の僧侶仕置京都僧侶の仕置高井山城守致仕大塩平八郎の致仕献可録増上寺の紛擾方丈縊死湖水は帝都守護の要害井伊家と大津代官との訴訟彦根勝訴彦根と大津の確執湖水切落についての訴訟御触御触についての答申井上河内守の邪淫小笠原家中は皆無学文盲同家中の失体事同目附農民に辱めらる同家中のよからぬ理由同養子の風儀取締川浚の御触同口達冥加金の上納砂持人足御手伝人足奉行新見伊賀守昇進鹿島屋伊助卒爾の訴各地の変異大坂川浚の状況名切島住民の不埒名切島の住民信楽の手代を打擲す島民足軽ならびに長吏を殺す足軽の奇智島民七百人吟味勘定奉行の出張外国船の乱暴近茂平の談話御蔭踊地震美濃国笠松松平出羽侯新川開発の御触本願寺広間越中富山の大火江戸大雷大坂気象変異所々草木の変態灘魚津村の珍事江川太郎左衛門手代柏木林之助の乱心沢田啓助母子の非凡伊藤主膳の不法主膳の最後毛利領中百姓一揆の由来毛利の悪政百姓訴願の五箇条奉行の狼狽小笠原侯宿泊に窮す毛利蔵主の退役所々の一揆小倉の大霰出羽の福俵本願寺の不正家康悪日を忌まず家康の侍になせる教訓朝廷祖廟の事長寿者東本願寺家老の不法西本願寺の陋劣京都出火の書状大坂の火事哀なる老婆奇特の紙屑買非道の高利貸老婆の縊死高利貸の最後備中松山大火京都大仏等の開帳大坂川浚の手伝祭礼の喧嘩祇園祭礼の喧嘩御霊祭礼天下一統の豊作盗賊巾著切同制裁住吉の踊鼠小僧の判決書勝山大坂の大風雨鼠小僧捕縛談鼠小僧に就て落首琉球人の来朝風邪流行高田屋嘉兵衛交易露顕盗賊の徘徊琉球人出帆酒井雅楽頭閉門本願寺の珍事公家衆の芝居地震後車戒戮倒産物役所三日ばしか各地の出火奸商の流言各地の風雨郡山の狂犬狩筑前侯の勝手向不如意四蔵物風水害に依りて米価騰貴美濃国の百姓一揆大坂失火仙石左京の謀叛判決仙洞の御所賊に奪はるアテヽン節一橋家来の狼藉近畿地方の風水害中仙道の風水害京都の風害
 
江戸の大火転の揚り入屋仙石道之助神谷転を乞ふ一月寺寺社奉行に書を捧げて神谷友鵞の無罪を弁ず諷刺仙石家処分松平家処分町奉行処分せらる仙石家家政取締を仰附く狂歌今川状の作替へ川柳左京等一味処分左京獄門の捨札一月寺の謝辞関係諸侯伯の交迭ちよんがれ相撲番附に擬す漁尽し連歌万歳騒動の批評松平周防守神谷転河野瀬兵衛一月寺唐人葬式乱妨唐人の臆病処分口書を取繕ひ読む仙石騒動の総督往復の文書仙石左京隠居願差留めらる寺社奉行の糺明四人上書して左京等の不法を訴ふ左京を讒せりとして四人を処分す荒木玄蕃仙石主計荒木玄蕃酒匂清兵衛原市郎右衛門河野瀬兵衛神谷転逸々ハ一々ノ意脇坂中務大夫の昇任虚無僧の掟乙未十二奇時評川柳川柳大黒舞の換歌大学作り換へ狂歌能の番組に擬す官物を私す
 
 
天保七年の年柄当年の時候天変五月大洪水七月大水諸地菜穀の豊凶八月十三日大風の詳聞土州関を設けて米を他国に出さしめず大磯出火大坂大風雨筑前の太守の不実盗賊流行京都奉行人民を救恤す近江の凶作嵯峨の強訴大坂の災変出羽庄内及び雲州の凶作米価暴騰に付き大坂の状況京都に於ける乞食の処分大坂出火京都の米価盗賊横行す大坂築城残り石の処分貧人に布施す洒落文その一洒落文その二天保八酉年大小盗賊方与方斬らる京都亀山の救䘏播州の年柄勝山侯年貢を免ず追懐談にふける九州中国筋豊年凶年は関東筋のみなり米価下落銭相場の下落寒気強し若州飢饉の有様大坂を永く商業の中心地たらしめんとす造船業の発展をさとす米価騰貴を制裁せんとす古文字金引替の命令造酒に付いての触出囲米売払に付いての御触似せ銭混用を禁ず夜番の注意前将軍西の丸へ隠居太田備中守連判仰付けらる米価高直に付き細民救済の術をなす下直にて白米を頒布す酒価の暴騰を停止せしむ川崎御蔵の籾摺米を売払ふ米搗賃銀子にて払ふ札にて囲米を売る札数を町町より書出す園米を白米にして渡す園米の遺され方米穀救与に付いての注意不正の商売をなす者を誡む酒造者に悟す古金銀銭引替所を置く似寄銭仙台銭取替願の書式遣物をする事を禁ず玉造町々公役銀のこと鉄炮所持をとゞむ唐産毛糸反物類売買取締菜種綿実売買の規定貧窮人調査の令米価高直にて細民の苦しむを救ふ普請する者をとゞめず貧民へ施行銭を渡す施行銭の控酒代の触造酒に関する触堀伊賀守大坂町奉行仰付けらる浪人取締借家の際の掟旅宿の注意酒定価表取除の触江戸へ米穀物持込を許す施行銭持寄高都鄙銭相場を一定しべき触を出す江戸より雲州屋敷へ来たる書付の写感応寺改築の御寄附鍋島一件中島吉太郎の判決文松平肥前守叱責せらる朝鮮渡海者の処罰竹島江戸より雲州へ来れる書付の写若松城にて釜発見江戸より狐の変化の事を注進す右評江戸町奉行に訴出でたる仇討の一件江州草津にて仇討の一件江戸より大風雨の由来状凶事諷刺の狂作江戸大嵐の一斑家慶任将軍に就き予め諸士の役禄を定む甲州騒動一件甲府へ乱入安藤太郎の尺牘甲州一揆の暴状甲州一揆鎮定の状況一揆召捕の人名諏訪伊勢守届け諏訪伊勢守出勢の届内藤隼人書に差出せる人数書内藤隼人正より水野出羽守の家来への達水野出羽守出兵帰参の届甲州一揆を報ぜる書簡岩本宗悦書状の写
 
天保八年正月の雑事初蛭子豊前小倉の火災五穀成就御祈祷の御詠武士の本領を論ず武士道の弛廃二月十九日大塩反す大塩の乱に付武士の臆病を嘲る大塩征伐の手術を論ず大塩の人相書の批評大塩の乱に付豊島屋門蔵の咄兵法を論ず由井正雪と大塩平八郎亀山の詐欺師江口の里長岡天満宮亀山の詐欺の一族をこらす詐欺師発狂す大坂火災の有様大塩平八郎貧人に恵む大塩騒動の原因鴻池其他富豪の家に放火す婦女今宮大和等へ避難す諸方より加勢来る大坂城代以下諸役人名町奉行諸方に加勢を依頼す高松屋敷防備の模様長州倉番の狼狽せる有様城代以下の防備和泉屋吉兵衛鉛献上厩治郎八と大塩一件尼ヶ崎屋敷より人数を出す尼ヶ崎の人数森口に陣取る尼ヶ崎人数風雨に攻めらる尼ヶ崎の人数と治郎八高槻よりの人数闇峠堺等諸所の防備大塩平八郎与力到仕後の行動平八郎貧民救助に志す大塩一件の原因平山民右衛門内通大塩乱を起す東照宮神体生玉へ遷座大塩追討の批評橋本忠兵衛討たる帯刀者の通行を禁ず松本林太夫瀬田済之助信貴山にて縊す大塩動乱最初の模様瀬田済之助が妻召捕らる焼失後富豪の施行○のり立つハ引きたつコト信州上田の家老東照権現の御神体川崎へ遷御酒井雅楽頭登坂米価騰貴に付狼藉出牢者の乱妨党人近藤梶五郎切腹大塩の行方不明下層民大塩を崇拝す大塩一味の百姓町人騒動中見物す正念寺村の百姓召捕へらる大塩が用ゐし大筒水死人と大塩平八郎米価騰貴の為人気悪し大塩の使召捕られ江戸に送らる彦根の浪人召捕らる京都の防備徳島の社人売僧大塩の乱に依り盗賊横行大塩薩摩国に落ちしといふ風説南部屋吉蔵が闕所銀江の子島江の子島青楼の騒ぎ和歌山の刀屋大塩と間違へらる京都小倉屋敷の足軽と鉄炮大西与五郎瀬田藤四郎坂本源之助百騎衆具足を所持せず鴻池屋善右衛門と大塩辰巳屋久右衛門困窮人に苦めらる町人共より東町奉行留任の歎願書跡部山城守の手落の批評御払米を御救米と張札す類焼人へ施行施行金分配の不当美吉屋五郎兵衛と大塩平八郎美吉屋大塩父子を囲まふ平八郎父子自尽大塩を逃がせし批評大塩一件の原因の一説下層の民大塩を崇敬す西田青太夫大塩美吉屋に忍べる事露顕の理由城代の行動に付て批難す大塩召捕の状況大塩の隠家の模様大塩平八郎最後大坂城代の不法と其批評御定番遠藤但馬守城代の行動を非難す内山藤三郎受賞遠藤但馬守の手柄茨田軍次召取らる大塩騒動に付蔵米を城中に運搬す御蔵奉行の狼狽跡部山城守への褒詞米価騰貴と饑死人悪疫流行行倒人と騙取人物騒なる張札下賜金分配の不当備後一揆越後柏崎の一揆物騒なる世の中米価騰貴と疫癘流行六月の天候七月の日次八月の日次九月の日次困窮其きによりし乞食となる者多し小盗人の横行北越の徳政と貧民救助米価の変動河合郷左衛門死骸大坂に送らる党人評定所へ引出の警固大塩与党根本の取調市中の追剥米価騰貴と総嫁金相場十二月の米相場島津の家老出雲屋孫兵衛の処罰大坂騒動後の江戸の人気米価騰貴と買方制限米穀払底将軍より御救米を下さる米穀の代用に田螺を用ふ木葉松の皮抔食物とす落首江戸の人口狂歌岡翁助の書翰矢部駿河守より老中への進達書平山助次郎に加担を勧む平八郎の性癖吉見九郎右衛門の訴状平八郎の素行九郎右衛門病に托して加担を辞す東西町奉行より城代へ上進状大塩自殺に付上進大塩騒動に関する落首大塩一件戯薬法大塩一件相撲の番組○久太捨蔵ハ人名献立囃子大学章句作替へ勧進能作り替落し文の写米価調節の失敗焼失の町名並に家数焼失後町人施行人並出金高施行之添廻状遭難者の救助商人諸職人非文の利を貪るを禁ず住所進達の書式火の番出精すべき由の御達類焼貧困人救助手当受取方の御逹天満神輿霊御の触竹島渡海禁制の御触御救小屋の付ての御触御救米の御触搗米屋への御触押借人取締大塩滅亡の御達一揆の人相書御代替の触帳切出金の定式行倒人の保護御代替に付御達間銀加入の町人大塩乱に付勲功の褒美迷児救助人へ褒賞○がさつハ立振舞ノ粗暴ナルコト困窮人に職を与ふ米商に直段付差札出すべき御達小児救助の人褒賞古金銀引換に付御達新規吹立の小判に付御達間部下総守大坂城代拝命米買出出張の禁制勧進能延期の御達火消年番年寄引受証文酒造元高上申の触造酒に関する御達酒造人へ御達感応寺へ寄進取集め方通用銀に関する御達金銀引替に関する触米売買に関する御達婚姻披露の節の悪習の禁制汚穢代銀取調延期の上進古文字銀二朱銀引替に関する御達古銀新銀引替に関する触徒党人の素性軍器軍用金の集方○そびくハ誘フナリ熊本より人数出張熊本城下にて党児を召抱ふ能勢一揆乱妨の模様其一其二能勢一揆人数出張の領分賊徒の廻文徳政の願乱妨始末の風聞両南孫四郎の妹の書翰能勢一揆の強請○墨に致すハ罸ニ処スヿ一揆追討の諸勢山田屋大助の素性八幡の起源大助平素の風体大助親源六大助弟の悪行絹屋卯兵衛山田屋大助今井藤蔵詐欺共謀大助と藤蔵の処刑大塩乱と山田屋大助大助一揆を催す大助一家の処刑大助の子供尋問を受く家主篠崎長左衛門取調を受く篠崎長左衛門御叱り能勢郡騒動の原因山田屋大助一揆に参加能勢騒動に付弥助の実話能勢一揆蜂起の状況山田大助討死山田屋大助の性質山田源六の素行源六の貪欲源六壻源二郎の素行○へたるハ誘フコト今井佐藤の両人能勢へ赴きし理由大助等が最後の真相大坂より出張の人名御代替の式次溜詰布衣以上御目見御一門に松平参河守等御目見西の丸へ御移徙大御台御台様移替御移徙済の御祝儀日光准后より御祝儀日光へ御名代仰付らる御代替御礼出仕の面々御代替之御礼御隠居の御祝儀御代替の御礼紅葉山御霊屋へ参拝御能御太刀下さる京都へ御名代朝覲行幸御再興の事徳川家慶将軍に任ず将軍宣下の規式転任之次第宣旨之次第兼任之次第禁裏より御祝儀仙洞より御祝儀大宮より御祝親王より御祝儀准后より御祝儀転任に付禁裏より御祝儀仙洞より御祝儀大宮より御祝儀親王より御祝儀准后より御祝儀御兼任の披露重て御白書院へ出御宣下に付諸役人徳大寺日野両人拝領物橋本殿拝領物饗応の能禁中へ御隠居の御祝儀将軍宣下に付上様より禁中へ御祝儀同大御所より御祝儀同大納言より御祝儀大御台様御台様より御祝儀同上様より摂家以下女中へ進物同大御所大納言より進物御転任に付上様より禁中へ祝儀御転任に付大御所より禁中へ進物同大納言より進物御兼任に付大納言様より禁中へ御祝儀御兼任に付上様より禁中へ御祝儀同大御所より祝儀大御台御台より禁中へ進物御転任に付関白以下禁中総女中へ進物雀学問の主旨を論ず鳩雀の論を駁す伊川と明道中江藤樹王陽明の学風明徳親民至善城代土井大炊頭大手口遠藤但馬守玉造口固む
 
 
大塩謀叛を計画す大坂城守護の準備諸士役宅を固む姫路より出勢大塩叛乱勃発の状況大塩の軍装大塩の炮術方殺さる大塩徒党の警戒を厳にす大塩等跡をくらまし人心兢競たり大坂放火の惨状張本人召捕らる大塩跡を眩ます松平主計頭来坂綾川豊吉吟味を受く大塩父子自害す大塩召捕に付いての口達美吉屋五郎兵衛自殺す大井庄一郎捕らはる米価騰貴し非人乞食をする者多し世澆季に及び天災地妖愈多し広瀬重兵衛見聞記落し文落し文連判の名前落し文入の袋木筒大井庄一郎庄司儀左衛門渡辺良左衛門近藤梶五郎白井幸右衛門橋本忠兵衛松田軍次瀬田済之助竹上万太郎猟師金助平八郎は今川義元の裔なり大西与五郎吉見九郎右衛門河合郷左衛門平山助次郎宮脇志摩大塩一件に付江戸より来状の写熊見六竹が日記大坂出火鴻池焼かる三井両替店焼失をまぬがる三井呉服店へ乱入一揆平野町にて散散に敗る井戸より鉄大炮出づ諸橋の惨状凶徒紀州侯の荷物を打たんとす羽州の僧雪堂恵源大塩市民を語らふ大塩の扮装凶徒の器大塩蔵書を売りて市民に施行す大塩凶乱に就ての諸異説岡翁助の書状石火矢蔵炮の者召捕らる吹田の神主大塩召捕の風聞上町石火矢の為め焼かる鴻池の蔵を焼く野口市郎右衛門見聞の記録大塩凶乱の最初三井呉服店に乱入御公儀人数次第町在に出せる口達賊徒人相書の廻文大塩平八郎大塩格之助瀬田済之助浦へ出せる触書大塩与党の人員及び武器凶徒人相京都の防備凶徒竄滅を悟す東奉行の留任を奏請す三吉屋五郎兵衛宅より出火大塩最後の状況跡部山城守賞せらる大塩凶乱に就いての聞取風聞書大塩凶乱は一朝の軽挙にあらず平八郎諫を納れず高麗橋辺の張紙大塩蔵書を売却して人民に施行す茶道具を入札せんとす大当りの芝居大塩の一件と酷似す凶乱勃発当時の騒擾士初めて武を試む凶乱の一件を万歳に作る落人生捕らる大塩書状を老中に奉る討伐の議遅延の理由大塩鷹司相公へ献書本書編纂の由来御代泰平を謡ふ大坂城番の諸役大塩の才智大塩隠居今川義元の裔なりと自称す平山助次郎大塩叛逆の由を報ず凶乱の報を得たる態度大塩一件露顕徒党放火す官軍部署を定む賊徒横暴鴻池善右衛門方へ入る三井に乱入平野橋辺の迫合賊徒火術掛討たる牢屋敷罪人を出牢せしむ凶徒の頭立者を求む防火の手配鎮火賊徒遺失の用品賊徒連判の人数大塩平八郎及び格之助小泉淵次郎渡辺良右衛門瀬田済之助近藤梶五郎庄司儀右衛門瀬田藤四郎及び一族平山助次郎吉見九郎右衛門宮脇志摩守梅田源左衛門松本林太夫杉山三平白井幸右衛門竹上万三郎大西与五郎同善之進深尾治兵衛大塩の家人入牢の諸士瀬田済之助中間横山文済卯木俵二額田善右衛門大井正市郎三好屋五郎兵衛同妻永井丈左衛門大坂市中焼失の次第焼失町家竈数大塩騒動に就いての戯書
 
正月の日次狂歌米穀金銀の相場変動す道頓堀芝居の大当二月の日次前田家の騒擾大坂市中盗賊すりの横行東御奉行の土地繁栄策大塩一件連類者を再吟味す江戸城西の丸火災落首張暫々貨幣の改鋳を行ふ通貨と物価との関係世間の風説西の丸炎上の模様材木売買并普請禁止西の丸焼失に付き用金仰付られし諸侯西の丸焼失に付落首及び口合諸侯の貧窮と起債天神砂持の盛況砂持の批判年賦上納金旗本への配分金町人へ下賜金金銀吹替に付いての落語矢部駿河守役替に付いての落首西丸出火に付呼出されし人々西の丸炎上に付役人の処刑中村藤左衛門榊原藤十町家へ仰書の写西の丸普請に付諸大名の献上品尾張大納言より献上品紀伊大納言より献上品倹約獎励の触甲州騒動落著永見伊勢守処罪山口鉄五郎の処罰井上十左衛門処罰西村貞太郎処罰宮島騒動を忠臣蔵に作替ふ抜文句落首諸国巡見の役人へ渡されし書附大塩の余類召捕らる戸田三治郎と肴屋箱根の火災川越の火災本願寺の強欲長崎の大火江戸の火災天神砂持始まる江戸の大火江戸の火災御霊砂持と寄付金の強請丹波織田家の御家騒動御霊猫間川の砂持の賑盛砂持連中と大坂番所御霊社の小火社内観音堂下の盗人猫川堀抜の奉行の内心六月天候の不順松屋町と砂持砂持に就ての仇口砂持に付ての狂句節季囃砂持と身延山の出持餅屋の報条呉服屋の報条砂持風流連句菖蒲ヶ池御霊神社の縁起堂上侍と二条城詰侍の喧嘩砂持と種種の催物奸商虚説を流布して米価を引上ぐ金沢の敵討仇討の原因華奢の取締旗本への触書座摩の宮奉仕の神主の不行跡虎薬師猫間川へ清正を勧請加藤清正家中の掟天候不順なれども米価下落す盗賊の横行浮説紛々大塩一揆の狂言大入狂言の外題大塩一件脚本の筋書安治川口酒宴の場山中善右衛門宅の場三井呉服店の場大将軍御殿の場天王寺の場三字屋五郎兵衛宅の場川口の場脚本の作に対する評論江州三上山の女泥棒女賊公儀の不行届を嘲る強欲なる商人と士丹州織田家のお家騒動九州中国の不作大なる蜂の巣山蜂の闘争江戸作割水戸侯の御触書米価騰貴と売買の取締り佐渡の一揆京都明暗寺虚無僧一揆所司代の悪徳と町奉行の貧民救助米価調節占買占売惜の禁制物価調節と運賃の制令大坂の火災東町与力萩野庄助と有栖川家役人との争闘藪医者鎌田碩安米屋佐兵衛の悪謀米屋佐兵衛手代の狂言自殺有栖川蔵屋敷留守居の不礼鎌田修理の傲慢調達講の仕置島屋理右衛門の不埒後家傘屋梅近江屋藤兵衛の不埒加島屋伊助の淫行三つ子を生む紀国屋武兵衛妻の不行状森本市蔵の妻八百屋平兵衛阿蘭陀屋彦右衛門妻の不義悪行篠崎長左衛門町預となる法華不受不施の徒召捕らる有栖川宮一件沸騰す有栖川宮家の諷歌酒造制限と悪徒の謀計飛田の怪虫の噂船大工の妻の珍事金銀の金物買上げ西の丸普請金銀召上げ倹約と御老中評定金銀徴集令差出品の書式京都の火災火の番の御触川崎神宮造営に就き献上金姦商の米騰貴策金融の逼迫西の丸普請差留の理由諸大名留守居の不行跡老中水戸侯を毒殺せんとす曽根崎新裏町を大坂に組入る盗品売買の処刑有栖川一件の処刑年末の米相場大塩騒動見聞記加勢の人々一揆の遺留品大塩の乱大塩一件の落著土井大炊頭へ恩賞遠藤但馬守畑佐秋之助坂本源之助本多為助山崎弥四郎糟谷助蔵岡翁助以下褒美頂戴の人々大塩一味者共処刑大塩一味大坂に送還さる飛田に於ける処刑大塩平八郎同格之助竹上万太大西与五郎大西善之進美吉屋五郎兵衛同女房つね吉見九郎右衛門吉見英太郎河合八十郎僧冷月小船吉蔵恵隆忠兵衛八右衛門平山助次郎安田図書小右衛門利右衛門平八郎妾ゆう李白忰貞助医師寛輔并女房こと正方忠右衛門新兵衛儀次郎磐若村卯兵衛
 
米穀の初相場昨年初相場との比価盗賊横行諸堀川修唐津侯預所の一揆所替に付ての私見年貢不納の村民騒動す小笠原家肥後の小城へ援を乞ふ一度一揆を鎮定す一揆再発す一揆等小笠原家の不法を訴ふ関播磨守仕官に失敗す大島某の奸計百姓騒動西国に米成金を生ず梶木町の火事に就いて所罰備中松山城下の大火江戸大火板行屋の板行米価の比較天保十年雑記抜文句天保九年雑記抜文句仏光寺の為拝水野越前守等加禄京都踊に就ての狂詩尾張大納言逝去田安中納言尾張家を継承す尾州老侯田安家より養子するを好まず尾州の家臣不服をとなふ田安中納言蛇を愛す尾張大納言の棺に落雷す松平筑後守急死長崎通事の騒動堺の御籾蔵普請島之内八幡宮遷宮仁徳霊社の俄騒総嫁の流行を妨止す樋口三位殺害せらる渡辺登の騒動天満東照宮御遷宮彦坂小源太の自尽年柄宜しく豊年の徴あり京極長門守等屋敷替を命ぜらる売主僧有夫の女を姦す大洲小性の一件原田又六郎家を絶たる諸士所替の風聞江戸御普請役を申付けられたる諸士聖護院宮大峯入の行列白峯の神崇る力士男の伊達気米価下落跡部山城守大目附に転ず大坂城本丸へ賊入る米穀納相場年始より祥瑞あり米穀初相場越後小千谷春相場九州中国の豊饒各所の開帳各所の砂持九州中国の大風雨諸々の天変地異米価下落し盗賊横行す物価騰貴米価下落主人殺しの女を所罰す米価下落米価と諸物価との調節を失ふ米穀納相場米穀初相場諸所の大風難船諸色暴騰暴風肥後の百姓一揆諸士所替を命ぜらる春来怪聞あり諸物価騰貴諸士所罰せらる天保山改築津山侯高松侯国替せんとす井伊掃部頭大老を辞す庄内の百姓国替を停止せん事を愁訴す川越侯猶子を上野に葬る米価騰貴水野美濃守等知行を減ぜらる諸士所罰せらる本田左京改易倹約令発布将軍馬術上覧僧侶の不法霊泉の風評山崎主税検地の一件江戸出火勧修寺の宮不義を行ふ物価騰貴入江殿穢多を妾とせらる政道の緊張盛場の取締阿波侯の酷政米納相場水越の布医師を取締る芝居を取締る倹約令の効果米価初相場天満組総年寄の下人狂暴小火京都出火唐橋屋敷妖火奉行人に就いての口達奢を禁ず間暇を取らざらしむること風儀を乱らならざらしむる事日光御社参岡山城主自殺す物価調節買占を禁ず湯屋髪結業の規定問屋仲間組合に対する布令京都の出水江戸京都市中の取締江戸の触書風俗矯正節倹の風をつとむ江戸華奢の風俗の一斑落拙米価の調節をはかる町奉行を罪す盛場取締布令京都触書衣服の華美を誡む質素倹約の奨励風俗の矯正に勤む女髪結を停止す公事宿にて飲食するを禁ず株問屋仲買等の標札取除を命ず会所問屋に注意す風儀に関係なき料理屋に営業を命ず京都町中禁制の条々京都布令の影響問屋仲買に就いての布令再三倹約をさとす
 
 
盗賊流行高値の物売買を禁ず西奉行受請文を仰渡す大坂は商業の中心地大阪東大の奸計諸国商人の暴悪倹約令に就いての批評盛場の不興芝居の役者を取締る金銀唐物の使用を禁止す長崎商売不振に就いての口達再び口達再三日達淀川筋川船の規定諸士詰責の来状日光社参に就いての控百姓の風俗を改善の令を出す倹約にすべき事を覚す伊勢参宮に就いての注意家持借家人に対する布告被物を倹約にすべきをさとす俄騒を禁止す株式暴乱冥加金免除衣服の華美を制す奢侈を禁ず管絃の禁飲食店の制限乱らなる女の禁町人に質素を勧む裾をからげて横行するを禁ず髪飾の制限御触に違背せざる旨を悟す人民の誓書人民の誓文京都与力閉門物価を調査す盛場の取締驕奢を戒む美衣を纒ふを禁ず女子の悪風を正さんとす京都市民への御触美衣を纒ふを禁ず風俗上善からざる物を禁ず町民の誓旨堺演舌書士農工商の本務を諭す商人の奢侈を諭す博奕を禁ず温室栽培を禁す京都所司代の訓諭華美の風俗を防止せんとす暴利を貪るを禁ず人倫の道を励ます所司代訓諭の条々倹約令の影響妾隠売女等を検挙す大坂僧徒の失態通貨引替に就いての注意問屋仲間に対する制限武家の家来なりと騙る者を禁ず大坂歌舞伎役者に諭す詐欺破産を禁ず張札浮説等に対する口達長崎心中稲葉丹後守閉門の風説日光社参に付御供命ぜられたる諸士水野の改革を諷刺せる千代穂久礼江戸より尺牘三味線の禁止芸人の取締大坂芸人江戸にて困窮大坂町中の倹約見積り勘定質素倹約にすべきをいろは歌にて示す御法度を薬語発湯に譬へて洒落を書く○夜廻見廻ハ四廻三廻ノ意ヲカヌ京坂の洪水麟鳳物語に記して太平を謡ふ禁止の条修を題材として作れる連俳寛政改革の触改の願文寺僧を取締る無届にて普請するを禁ず造作の広大を競はざらしむ許可通りの建物をなす事を諭す商人の取締大坂出火物価の下落を謀る医師を取締る医師の供に関する布令を進達す初物売買禁止に付ての再告覚書布達祭礼の服装天満天神神輿の規定住居祭礼の取締祭礼の際留守居を厳重にせしむ祭り喧嘩の取締祭礼の華奢を禁ず木綿織物に制限す普請修補に就いての口達竹木売買の制限本屋の取締質屋古物商取締右触出しに就いての添触諸物価の下落を計る平野町出火初物を売れる者成敗せらる不如法の僧多く召捕らる穢多の成敗盗賊横行す初南瓜を買ひて罪せらる与力同心の雑鬧江戸の不景気隠目附横行京都の耳目伏見奉行の倹約令施行方法尾州侯の倹約令励行方法将軍密に出行す江戸よりの来状の写瓦屋根にすべきこと相村なる者の意見書稲葉丹後守内乱の理由改革令と江戸改革令と京都改革令と大坂倹約令と商業改革令と長崎大坂商人と長崎商人綿服に就いて再び禁止諸商人哀訴す制限の下に禁制をゆるむ直下げ上二割引にて売買す株問屋に布令唐紅毛物売買を許さる貨幣の価値を高めんとす貨幣買上の影響諸物価一覧直下げの出来ざる物に対する処置銅座支配銅細工に就いての口達金利引下げの布令改革に就いての戯書菊池出羽守上書六郷兵庫頭譴責せらる江戸よりの御触書江戸よりの触書の内意米価騰貴諸国洪水物価引下げ令の影響諸国大坂へ廻送せず町人日用品に事欠く古物商繁昌す伊達陸奥守参府伊達陸奥守と跡部能登守と行逢ふ両侯宿を争ふ大坂無頼の徒の取締金銭貸借に就いての御諭銭湯取締借家取締屋敷名替等の取締公役銀未納者取締金銀貸借の取締家作取締納屋修造に就ての取締町人家造の取締看板取締色彩ある器具使用の取締諸芸稽古の取締物貰取締平人非人弁別の取締非人の取締屋形船取誣巫に類する者の取締造物見せ物の禁止景気附けの所置取締百姓町人の武芸を禁止す矢場取締草花売買の取締花火を禁止す子供遊戯用具の取締やしの取締仕掛の取締露店の取締江戸より来状の写総年寄より町年寄への布告衣服の禁止をやゝ寛にす御触やわらげらる利下げの触寛和せらる家建築の取締緩む物見遊山を許す縫物職縊死す紙屋狂人となる西町奉行の巡行廓内に特令をなす奉行巡行に就いての批評荐に奉行所へ張紙す水越と淀織部のと論争の風評加州の木綿三人磔刑せらる勧修寺宮に対する勅裁三宝院宮不行跡の処置水野美濃守御預け歌舞伎役者の所罰南町奉行佃島勘十郎地借り人金蔵へ仰渡さる阿波一揆落著の由の書状の写家賃を減ぜんとす似せ金銀売捌の禁止芝居興行禁止元方の直下げを行はしむ古貨幣取替の達武家々来と騙る者の取締仙台銀通用禁止錦絵売買の禁止正路の取引すべき旨の達二割下げの由を符牒せしむ厳格に直下げすべきを令す町奉行前掛茶屋の規定庭石等の費を省かしむ瀬戸物類の規定鉢植売買停止阿蘭人より差出しの風聞書家賃未納者取締の御達江戸の洒落芝居取締方申渡しの高案諸芸人の取締諸芝居名代座元芝居主櫓元取締芝居附茶屋へ御逹芝居ある町々の年寄へ諭す西町奉行の訓旨正直に商売すべき事公儀の煩雑ならざる様注意する事分限相応にして御触を厳守すべきを諭す物価引下げに就いての注意献上物に託けて洒落文句矢喰体の詩日光御社参の役員真田信濃守屋敷の珍事狸の怪奇京都市中の花柳界取締伏見奉行の遊所取締文身を禁ず通貨引替に就いての御触古金銀引替に就いての注意分限相応の服装をなすことを覚す茶屋風呂屋の転業を速かならしめんとす堂島米直段に就いての触書刃製造人の限定を解除す共同地使用に課税す請負地よりも地代と称へて課税す傾城町水道冥加金を地代を称ふること大坂に旅籠を許す規定以外にて旅籠渡世するを許さず家受渡世の者に対する触書借家人の不法を戒む百姓の奢侈を禁ず古銅吹潰しの禁止混浴を禁止す上下の弁別を立てしむ下人に縮緬を禁ず分限により衣類を異にせしむ唐物類売買に就いての達江戸廻送に就いての口達総年寄演舌の写通貨引替の口達夜店を禁ず町々の木戸を厳重にす百姓の奢侈に赴くを禁ず百姓に農事を奨励す子弟の教育に勉めしむ二割下げを励行せんとす歌舞伎役者の名を器具に用ふるを禁ず江戸積廻の物に口銭を課す文政の通貨通用禁止文政通貨替取の注意利足を減す金銭貸借の規定糠の代を減ずべき事札を以て一朱銀引替の便を計る改暦古真字金銀通用停止一朱銀両替の注意引替の雑鬧を禁ず倹約令励行酒造に就いての注意茶屋風呂屋の取払女髪結取締足袋に規定す火の元の注意古金銀取締日光参詣用品取締元直段高直の者は上進する事を令す買置占売を禁ず大学書改筑前の騒動大守の申渡し阿蘭人の妾となりしものゝ尺牘右に対する批評樋口三位許さる光格天皇御一周忌京都の浮説諸侯への仰渡し異船警固を令す異船に対する準備を覚す江戸内海の防備年柄善けれども悪疫流行す通用使用の疑惧遊所を増す衣服旅宿の制を宥む遊惰の風再び起る変死の者多し改革令に触れて罰せらる琉球人来朝琉球人参府川行列江州一揆一揆の動因長浜屋八之助が見聞西垣丈助が見聞又炭屋次郎兵衛知人の談一揆の異説一揆の原因となりし公儀役人役者絵を売りて罪せらる砂糖を買占罪せらる禁酒所々の小火長崎町年寄高島四郎太夫の浮沈英国船来航の風聞異船に紛らはしくするを禁ず平山九郎兵衛の尺牘高島四郎太夫安藤小左衛門高島四郎太夫連類諸品法定比価を定む新板書物取締本屋取締有栖川宮御養女正直の商せしむ粗服著用の御触日光宮恥しめらる引替金銀不足に就いての口達一朱銀引替料理屋取締商品に正札を付くべきをさとす夜店取締いかゞはしき業務の者を取締る木綿屋取締華奢なる風を禁ず博奕賭けを禁ず明地の使用を限定格子附替へ役者絵を売りて罪せらる強盗巾著切流行異国船防備宿場助済金徴収両町奉行より総年寄へ仰渡しの条々町番の出精を覚す番人への申渡路次の開閉盗賊に対する処置町年寄御受証文賊盗防備の触渡し強盗に対する取締詐欺強盗取締盗賊悪漢の警備木戸番取締茶屋風呂屋に商売替の催促をなす芸者等取締年玉贈答品の制限江戸にて逆乱を企つ一朱銀停止取消京都所司代被免江戸市中の犬を捕ふ石灯籠等の制限小鳥並に水引の売買を禁ず素人市を禁ず煤払餅搗の許可金銀貸借に就いての注意藁商取締医師従者に再び覚すねだり取りを禁ず火元を注意す正月の諸注意昼番注意木戸取締番部屋注意焼跡取締安治川通運の注意諸薬品高直米穀納相場御法度に触るゝ者多くして年末物淋し衣類の制限転々す明地使用制限を厳守せしむ物価下落の励行大工取締金銭不融通御勘定平林定之助切腹唐船来航大塩動乱と米倉丹後守の困窮
 
 
仙洞御所葬式の行列光明真言供養の次第山陵使の行列光格天皇と高松公祐公祐の詠歌寛政の御触諒闇御構桃園院御棺葬儀の供奉吉宗薨去に就ての御触鳴物停止の布達吉宗の葬式吉宗薨御の節の御触家重の諡号家治の薨御に就ての御触家斉薨御に付禁慎の御触家斉公の棺上野入に付御触出棺道筋の固御棺の道筋上野参詣の写香奠献上の覚御葬礼の節御用掛り家斉薨去に付京都の触大阪の布達文恭院百ヶ日法事大御所薨御に就ての落咄法度の作替娘道成寺の作替へ井伊掃部頭が事水戸侯水野越前守殿を諷諫高松侯家中の闇闘落首おみくじ作かへ落首落首矢部駿河守の横暴水野越前守の事出羽庄内と酒井侯松平大和守の所替川越候と大坂町人国替と豪農本間登野江酒井侯と大阪町人牧野侯国替の事作者国替の騒動を批評す酒井候出府延引庄内の百姓上京出訴えせんとす御殿御廻状御殿廻状倹約令役替の面々太田備後退役真田家財政困難の理由日蓮宗繁昌感応寺と奥女中の不義三諸侯所替のこと文化末の物価騰貴と不景気京都の倹約令大阪の倹約令享保寛政の触書寛政の倹約令天保十二年五月の倹約令十二月の倹約令絵本出版に就処刑所替の命令大阪大御番永井伊予守の貪欲大目附への布達諸大名への倹約令破戒僧の処刑十月の倹約令成島邦之丞の上書家康と下賤者松平越中守心得書諸家譜代への上意廻船問屋の布達日蓮宗の処刑水野林等の軽業口上山下幸内言上の事衆人奉誉品衆人奉拝品国替の諸候酒井左衛門尉所替に付家中への触書酒井侯と庄内酒井摂津守室おてつの書翰酒井左衛門の願書庄内百姓の訴状庄内百姓の願書庄内百姓駕籠訴の人々川北大庄屋の書翰平田村牧曽根村の建札川北村百姓の願書山口五四郎の書翰所々建札の写庄内江戸屋敷より公儀へ届書庄内より江戸表への書状酒井左衛門の聞置書松平陸奥守より庄内百姓の事聞届出の書所替中止庄内百姓の献納金庄内百姓歎願書阿片戦争の風聞書
 
元日の天候米穀初相場今宮の蛭子祭盛場移転を命ぜらる盗賊減ず火消年番年寄に覚す衣服の驕奢を戒む女髪結厳禁阿部遠江守出府久須美佐渡守大阪町奉行となる女医の禁止独活筍の売買高島四郎太夫等江戸に召さる江戸出火井上河内守退役能役者に注意す僧侶を取締衣類に対する触書菓子売買の注意浜田侯所替と海防忍川越両侯の貧窮僧徒を取締る日光御社参の役割有賀湯仏事の簡なるを諷す造酒の取締人参の増殖を計る大工等取締風俗上善禁からざる錦絵類を禁ず阿部遠江守大阪町奉行となる白気出現す右に対する勘文金銭延商売の者にさとす非人を取締る穢多の取締日光社参に付ての諸注意総年寄の諸法意銭相場の注意両替する者にさとす駕籠にて歩行するを禁ず河船に対する注意酒造者への注意諸問屋組合への御達中国筋廻漕船への注意三月五月の節句の飾りに制限す浄光寺の怪奇僧侶の淫事浄光寺の銀杏樹和光寺の失態家作を規定す衣服の禁を厳にす裾を捲るを禁ず喪服の制問屋組合に覚す祭礼の注意神輿の注意住吉祭の注意歌舞伎役者を取締る久須美佐渡守人口を調査す江戸出稼ぎの者に規定して国に帰らしむ順礼等の取締順礼取締節倹の法に触るゝ者罪せらる刑を恐れて警戒す金銀貸借取締貸借関係の期限を限定す姦通せる者を処分す家作の心得五海道助済金を上納す人形商冥加金を否む右冥加金を町人に課す久須美佐渡守の人物江戸近在を天領とす新田開拓を設計す大阪近在も天領となる金井伊太夫伏見奉行改易水戸侯高齢者 縮緬を給ふ秋元但馬守領地を替へらる大小名貸附の布令印旛沼工事任命の面々東海道筋用命の面々法度の条々水戸侯拝領品目海道用金を課すべきを申出づ水戸領仏鐘を鋳潰す矢部駿河守家名相続大阪城修築金峯山採鉱紫苑山に採鉱を告ぐる文印旛沼埋立作業因州侯の評判庄内持場の評林の評判御破損奉行の交替三代官所替となる御破損奉行栄達両替方に用金を命ず仏壇屋某の伜の建白島原雑記明礬売買の注意御免巡行と勧化巡行とに対する触書用金を仰付けらる冥加金上納を許可す御用金仰渡さる御用金の減額を請願す御用金出精を賞美す
 

この著作物は、1925年に著作者が亡くなって(団体著作物にあっては公表又は創作されて)いるため、ウルグアイ・ラウンド協定法の期日(回復期日を参照)の時点で著作権の保護期間が著作者(共同著作物にあっては、最終に死亡した著作者)の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)70年以下である国や地域でパブリックドメインの状態にあります。


この著作物は、アメリカ合衆国外で最初に発行され(かつ、その後30日以内にアメリカ合衆国で発行されておらず)、かつ、1978年より前にアメリカ合衆国の著作権の方式に従わずに発行されたか1978年より後に著作権表示なしに発行され、かつウルグアイ・ラウンド協定法の期日(日本国を含むほとんどの国では1996年1月1日)に本国でパブリックドメインになっていたため、アメリカ合衆国においてパブリックドメインの状態にあります。