Page:Wagasyu Iisusu Harisutosu Sin yaku01.pdf/253

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ひとたれぞ。 一三いやされしものそのたれたるをらざりき、けだし彼處かしこひとおほきにりて、イイススかくれたり。 一四厥後そののちイイススひと殿でんひて、これへり、よ、なんぢえたり、またつみおかなかれ、おそらくはうれひふことさらはなはだしからん。 一五かれきて、イウデヤじんに、われいやしゝものはイイススなりとげたり。 一六こゝおいてイウデヤじんイイススを窘逐きんちくして、ころさんことをはかれり、かれ安息日スボタくのごとことおこなひしゆゑなり。 一七イイスス彼等かれらへり、ちゝいまいたるまでし、われまたす。 一八れにりてイウデヤじんいよいよかれころさんことをはかれり、そのたゞ安息日スボタおかしゝのみならず、すなはちまたかみおのれちゝひて、おのれかみひとしくしゝゆゑなり。 一九イイスス彼等かれらこたへてへり、われまことまことなんぢぐ、ちゝおこなところずば、おのれりて何事なにごとをもおこなあたはず、ちゝおこなところは、またおなじくこれおこなふ。 二〇けだしちゝあいして、およおのれおこなところかれしめす、かつこれよりおほいなるわざかれしめさん、なんぢあやしまんためなり。 二一けだしちゝせしものおこして、これかすがごとく、またほつするところものかす。 二二けだしちゝ何人なんぴとをも審判しんぱんせず、すなはちことごとくの審判しんぱんゆだねたり、

二三しゅうみなうやまふこと、ちゝうやまふがごとくせんためなり。うやま