Page:Wagasyu Iisusu Harisutosu Sin yaku01.pdf/235

提供:Wikisource
このページはまだ校正されていません


サリムにきたりしものうちなんぢひとりきんじつそのうちりしことらざるか。

一九 ひてへり、なんことぞ。かれへり、イイスス ナゾレイ、すなはちかみおよしゅうみんまへおこなひことばとにのうりょくあるげんしゃたりしものりしこと

二〇 如何いかわれさいしょちゃうおよ有司つかさかれわたして、さだめ、じふていせしことなり。

二一 われかつひとはイズライリをあがなものなりとのぞめり、しかれどもみなりしよりいますでだいさんじつなり。

二二 しかるにまたわれうちあるをんなわれおどろかせり、かれあさはやはかりしが、

二三 そのしかばねずして、きたりて、てん使あらはれて、かれくとふをしことをげたり。

二四 われうちにんはかきしに、はたして、をんなひしごとことたり、ただかれざりき。

二五 イイススかれへり、ああにして、およしょげんしゃひしことしんずるにこころおそものよ、

二六 ハリストスはくのごとくるしみけて、そのくわうえいるべかりしにあらずや。

二七 ここおいてモイセイよりはじめて、しょげんしゃおよぶまで、およせいしょかれしてすることをかれあかせり。

二八 ところむらちかづきしに、かれなほとほくにかんとするものごとし。

二九 二人ににんかれとどめてへり、われともとどまれ、けだしときれんとし、すでに昃けり。かれりて、ともとどまれり。

三〇 せき