Page:Basho Haiku Zenshu.djvu/155

提供:Wikisource
このページは校正済みです

     閉關

    朝顏や晝は鎖おろす門の垣

     嵐雪が畫に讃のぞみければ

    朝顏は下手の書さへ哀也

     更科行首途

    朝顏は酒盛知らぬ盛哉

    朝顏や水ある方に人の立つ

女郞花

    玉川の水に溺れな女郞花

    ひよろと尙露けしや女郞花

     丸岡天龍寺にて