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  • なはち新(にひたく)、あらためんとのたまうて、みことのりしてのたまは、其一に云、むかしの天皇等(すへらみことだち)の、たてたまへる子代のおほんたから、處々のみやけ、およびことには臣(おん)、連(むらじ)、伴造(とものみやつこ)、にのみやつこ、村首(あれのおうと)のたもてる部(かき)曲のおほんたか…
    10キロバイト (2,173 語) - 2023年1月20日 (金) 06:11
  • )へ集しわれ人に異(こと)ならず。虫にはなにたる物か生れ来て歩(ある)。足の下に如何計(いかばかり)の蟻(あり)をかふみころしつらん。きのふ行人(ぎやうにん)と共にやけ死にたる蟻ごうがしやよりも多かるべし。此蟻(あり)は焼(やけ)残り也。妻を尋ね子を尋ぬると覚えたりと笑へば、友人聞きて、愚なる云事…
    360バイト (14,280 語) - 2024年2月1日 (木) 14:13
  •   以上三十七人、江戸仙石屋敷留守居依田市右衛門附添出る。 御懸り 脇坂淡路守殿  ​浪人​​ 神谷転事当時友驚​​ ​ 右者松平備中守殿へ閏七月ゟ御預け。  留守居 安田五郎  預り人 沢池権太夫   手替り 鈴田弥太夫   右友鵞召連差添出る。 九月十一日松平伊予守殿へ御預之者共 仙石左京 市浦良蔵 荒木玄蕃 松山平兵衛…
    85バイト (11,539 語) - 2024年3月24日 (日) 09:33
  • 「われを世とともに許さぬものにのたまふなるに、かくあなづりにきことも出で来にけるを」 と思ひて、文などは時々たてまつれば、聞こえたり。 「数ならば身に知られまし世の憂さを 人のためにも濡らす袖かな」 なまけやけしとは見たまへど、もののあはれなるほどのつれづれに、「かれもいとただにはおぼえじ」と思す片心ぞ、つきにける。…
    101キロバイト (22,093 語) - 2022年12月1日 (木) 08:09
  • かすみはれみどりのそらものどけくて あるかなきかにあそぶいとゆふ 読人不知 暁(あかつき) かじんこと〴〵くしんしやうをかざりて、ぎきゆうにかねうごく、 いうしなほざんげつにゆきてかんこくににはとりなく、 佳人(かじん)尽(こと〴〵)晨粧(しんしやう)を飾(かざ)りて、魏宮(ぎきゆう)に鐘(かね)動(うご)、…
    324キロバイト (63,686 語) - 2019年11月19日 (火) 14:37
  •  純一はこう云って、名刺を学生にわたした。学生は、「名刺があったかしらん」とつぶやきながら隠しを探って、小さい名刺を出して純一にれた。大村之助としてある。大村はこう云った。 「僕は医者になるのだが、文学好だもんだから、折々出掛けて来ますよ。君は外国語は何を遣っています」 「フランスを少しばかり習いました」…
    404キロバイト (79,999 語) - 2023年10月17日 (火) 13:52
  • ゑもん)と名(なづ)。)二里半三富野(との)駅。一里半妻籠駅。二里馬籠駅。扇屋兵次郎家に宿す。苦熱たへがたし。行程七里半許(きよ)。」映山紅はやまつつじである。花木考に「山躑躅一名映山紅」と云つてある。  詩。「野尻駅至三富野途中。谷裏孤村雲裏
    1.54メガバイト (342,889 語) - 2024年3月25日 (月) 01:52
  • )を挙ぐれば、煩悶異文弁(はんもんいぶんべん)、仏説阿弥陀経碑(ぶっせつあみだきょうひ)、春秋外伝国語跋(ばつ)、子注疏(そうしちゅうそ)跋、儀礼跋、八分書孝経(はちふんしょこうきょう)跋、橘録(きつろ)跋、冲虚至徳真経釈文(ちゅうきょしと
    642キロバイト (126,753 語) - 2022年3月23日 (水) 18:11
  • いやしきもたかきもなべて夢の世をうら安こそ過ぐべかりけれ 花紅葉(はなもみじ)あはれと見つつはるあきを心のどけくたちかさねませ おやのよもわがよも老(おい)をさそへども待たるるものは春にぞありける  新しく造った小屏風がある。娘お粂(め)がいる。長男の宗太(そうた)がいる。継母おまん…
    731キロバイト (142,362 語) - 2019年9月29日 (日) 05:05
  • ふ)、その苦患(げん)、何にたとへ、何にたくらべむ。  こゝに此(この)因果を観じて如是(にょぜ)本末の理趣(ことわり)を究竟(きょう)し、根元(こんげん)を断証して菩提心に転じ、一宇の伽藍(がらん)を起して仏智慧(ぶつちえ)を
    1.34メガバイト (257,350 語) - 2023年10月17日 (火) 13:34
  • 国に下りて、北条殿に所縁ありて、一方の大将を承る。此人精兵の強弓、故実名誉の達者なり。或時氏綱、此横江神助を師とし、鳴弦の御相伝ありける。昔大唐楚の王猟に出でさせ給ひしに、白猿一疋出でて、人の射る矢を取つて、折棄てける。王腹を立て、養由を召して射させ給ふ。養由承り之を射る。猿木の上へ登り遶りて駈…
    3キロバイト (70,791 語) - 2024年2月3日 (土) 11:08