朝鮮王朝実録/1849年/8月5日/6

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日本語訳[編集]

左議政金道喜が陳箚を上げ、懲討を主張して続いて辞退をすると、

批答:今貴卿の陳箚を見ると、初めてこの間に請対したことを知るだろう。しかし、前回から二度聯箚して、既に声対の意見をすべて開陳したが、再び冗長に論評するとは、あまり職務がないのか? 罪人の事はもう既に終わった。卿の言葉にもかかわらず、このように厳密になされたが、予の意味は固く決めてたから、再び允従する理がない。斥退とは二つの文字にあって、意味は万万意外である。何を言っては何のことか? 今元輔(領議政)が重ね卜相されたので、貴卿も協力する必要がある時である。貴卿は諒察していただきたい。

原文[編集]

左議政金道喜, 陳箚懲討, 仍乞退, 批曰: “今見卿箚, 始知有俄者請對之擧。 而向來兩度聯箚, 已盡聲討之義, 則又復欲張皇者, 無乃太過乎? 罪人事, 今旣究竟矣。 卿言雖是嚴正, 予意牢定, 更無允從之理。 至於斥退二字, 誠萬萬意慮之外, 是何言也, 是何事也? 今則元輔重卜, 尤爲卿同寅之時也, 卿其諒之卿其諒之。”


【太白山史庫本】1本1巻9章B面

【影印本】48本551面

先代:
1849年8月5日第五項
朝鮮王朝実録
1849年8月5日第六項
次代:
1849年8月6日第一項