日本基督教団の指令
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日本基督教団の指令「令達第14号」 1945年8月28日
教団統理者は8月28日の附左の指令を全国各牧師、主任者に与えた。
聖断一度下り畏くも詔書の渙発となる而して我が国民の進むべき道茲に定まれり。本教団の教師及びに信徒は此際聖旨を奉戴し国体護持の一念に徹し、愈々信仰に励み将来の国力再興に傾け以って聖慮に応え奉らざるべからず。
我らは先づ事茲に到りたるは畢意我らの匪躬の誠足らず報国の力乏しきに因りしことを深刻に反省懺悔し、今後辿るべき荊棘の道を忍苦精進以って新日本の精神的基礎建設に貢献せんことを厳かに誓うべし
特に宗教報国を任すとする我等は先に留意し信徒の教導並びに一般国民の教化に万全を期すべし
一、承詔必謹 この際一切の私念を棄てて大詔を奉戴し飽くまで冷静、沈着秩序の維持に努め、以って皇国再建の活路を拓くべし
二、伝道の方針 時局の激変にも不拘、教団の組織体制は微動だにせざるを以って日本の伝道は日本人の手に依るの建前を堅持し一致団結、益々自給独立の本領に徹し、日本基督教の真価を発揚すべし
三、教会の振興 戦時中活動を阻害せられたる教会を振起し戦災教会の復興に努力し、之を国民の教化の大源たらしむるべし
四、信徒の激励 教師は牧会に専念し信徒及び国民を鼓舞激励して忍苦試練を通してのみ護らるる将来の希望を懐かしむべし
五、基督教教育 今後基督教教育機関を充実整備し国民品位の向上、道義心の醇化涵養に全力を傾注すべし
六、教団の対外問題 戦後に於ける宣教師問題は複雑なる対外関係を蔵し慎重なる取扱いを要するものあるに付き各教師は個々に言動するを戒め万事教団の指示を俟つべし