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埼玉県立浦和高等学校の校歌

提供:Wikisource


校舎の礎動きなき

我が武蔵野の鹿島台

あしたに望む富士の嶺の

雪千秋の色清く

夕べにうたふ荒川の

水万歳の声高し


将来国家に望みある

一千有余の学生が

守る倹素と廉潔の

美風示して春ごとに

大和心の香も深く

匂うや庭の桜花


花あり実ある丈夫が

堅忍不抜の精神を

川ゆく水の末絶えず

高嶺の雪と磨きつつ

雲井に続く武蔵野の

広き宇内に雄飛せん

この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。