凡例 (電網訳)

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凡例[編集]

  • 翻訳の底本は,1901年の「アメリカ標準訳」を改訂した「世界英語聖書」[1]。改訂において使用されている底本は,旧約聖書では「ビブリア・ヘブライカ・シュトゥットガルテンシア」,新約聖書では「ビザンティン多数派本文」である。
  • 簡明で品位ある現代口語体を用い,古めかしい言いまわしはできるだけ避けることを原則とした。ただし,適当な別訳が見つからない場合は例外とした。(例:「いと高き所」)
  • 漢字の使用は1981年10月1日に内閣公示された「常用漢字表」に準拠することを原則とした。「常用漢字表」とその音訓の範囲内で書けない漢字すべてと,*誤読のおそれのある幾つかの語には,振り仮名を付けることとした。
  • 送り仮名の付け方は1973年6月18日に内閣公示された「送り仮名の付け方」に準拠することを原則とした。基本的に,許容される範囲内でいちばん長い送り方を採用することとした。
  • そのほか,1973年6月18日に内閣公示された「現代仮名遣い」,1991年6月28日に内閣公示された「外来語の表記」に準拠することとした。
  • 基本的には代名詞も含めたすべての語を訳出するが,前後関係から明らかな場合は主語を省略することを原則とした。
  • 人名・地名・度量衡等の表記は,「新共同訳」をはじめとする幾つかの翻訳を考慮しつつ,英語底本のつづりをもとに決定した。
  • 特定のものを指して用いられている普通名詞(英語底本で語頭が大文字の単語)には下線を引いて目立たせた。(例:「天の王国」)
  • 歴史書の地の文においては敬語を用いないことを原則とした。
  • 翻訳にあたって参照した日本語訳は,岩波版旧約新約聖書(岩波書店,1995年-),口語訳(日本聖書協会,1955年),新改訳(聖書刊行会,1970年),新共同訳(日本聖書協会,1987年),新世界訳(ものみの塔聖書冊子協会,1985年),塚本虎二訳新約聖書(高橋照男・私家版,1999年)[2]。岩波版以外の日本語訳はすべて電子的に入手したのち,汎用聖書形式(GBF)に変換して利用した。(この翻訳プロジェクトのために,他の日本語聖書の電子データをご提供いただけるなら幸いです。)

脚注[編集]

  1. 世界英語聖書 (外部リンク)
  2. 塚本虎二訳新約聖書(高橋照男・私家版) (外部リンク)

電網聖書は,World English Bible(WEB)を土台とした新しい日本語訳です。この草稿は2002年3月3日版です