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てんよりひかりありて、かれめぐてらせり。 かれたふれて、かれこゑけり、いはく、サウル、サウル、なんわれ窘逐きんちくする。 かれへり、しゅよ、なんぢたれたる。しゅへり、われなんぢ窘逐きんちくするイイススなり。なんぢとげむはかたし。 かれをのゝおそれてへり、しゅよ、なにさんことをほつするか。しゅかれへり、ちて、まちれ、彼處かしこおいなんぢおこなふべきことなんぢげられん。 かれともける人人ひとびとおどろきてち、こゑきて、たれをもざりき。 サウルよりきて、ひらきたれども、ところなかりき。彼等かれら其手そのてきて、ダマスクにれたり。 かれ三日みつかあひだることなく、またくらむことなかりき。 一〇ダマスクに一人ひとり門徒もんと、アナニヤとづくるものあり、しゅ異象いしやううちかれへり、アナニヤ、かれへり、しゅよ、われこゝり。