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三一 くのごとなんぢまたこれことるをときは、かみくにちかきをれ。

三二 われまことなんぢぐ、いまかずして、みなるをん。

三三 てんはいせん、しかれどもことばはいせざらん。

三四 みづかつつしめ、おそらくはなんぢこころ饕餮たうてつしづ湎、およせいおもんぱかりにぶくせられて、とつぜんなんぢいたらん。

三五 けだしあみごとく、一切いっさいぜんおもてもののぞまん。

三六 ゆゑつねけいせいしていのれ、これきたらんとすることことごとのがれて、ひとまへつにへんためなり。

三七 イイススひる殿でんりてをしへべ、よるでて、橄欖エレオンざんづくるやま宿やどれり。たみみなあさはや殿でんきたり、かれきてけり。


第二十二章

ぢょ酵節かうせつすなはち逾越パスハづくるまつりちかづけり。

さいしょちゃうがくとは如何いかにイイススをころさんとはかれり、けだしたみおそれたり。

ときにサタナはじふひとりなるイウダ、しょうしてイスカリオトとものれり。

かれきて、さいしょちゃうおよ庶司つかさともに、如何いかにイイススをかれわたさんことをかたれり。

かれよろこびて、ぎんかれあたへんことをやくしたれば、

かれうけがひて、たみらざるときにイイススをかれわたさんために、をりうかがへり。

ぢょかうじつすなはち逾越節パスハこひつじほふるべきいたれり。

イイススはペトルおよびイオアン