若し死の中より彼等に往く者あらば、彼等悔改せん。
三一 アウラアム曰へり、若しモイセイ及び預言者に聴かずば、縦ひ死より復活する者ありとも信ぜざらん。
第十七章
一 イイスス又其門徒に謂へり、誘惑は來らざるを得ず、惟之を來す者は禍なる哉。
二 人此の小子の一人を罪に誘はんよりは、寧磨石を其頚に懸けられて、海に投ぜられん。
三 己を慎め、若し爾の兄弟爾に罪を獲ば、彼を戒めよ、若し悔いば、彼に免せ。
四 若し一日に七次爾に罪を獲、亦一日に七次自ら省みて、我悔ゆと曰はば、彼に免せ。
五 使徒等主に謂へり、我等に信を益せ。
六 主曰へり、若し爾等に芥種の如き信あらば、此の桑に、抜けて海に植われと言ふとも、爾等に聴かん。
七 孰か爾等の中に耕へし、或は畜を牧ふ僕あらんに、其田より歸りて後、之に直に來りて席坐せよと云ふ者あらんや、
八 豈彼に曰はずや、我が晩餐を備へ、我の食飮する間、帯を束ねて我に事へ、後爾食飮せよと。
九 彼は其僕が命ぜられしことを行ひし爲に、之に謝せんか、我之を意はず。
一〇 是くの如く爾等も、凡そ爾等に命ぜられし事を行ひし時には謂へ、我等は無益の僕なり、行ふべき事を行ひしのみと。
一一 彼イエルサリムに
往くに、サマリヤとガリレヤとの
間を
経た