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くわんしゃめたり、そのししことたくみなるがゆゑなり、けだししょは、そのぞくるゐおいて、ひかりしょくらぶればさらたくみなり。

われなんぢぐ、たからもって、おのれためとももとめよ、なんぢとぼしからんときかれなんぢ永遠えいゑんすまひけんためなり。

一〇 すくなことおいちゅうなるものは、おほことおいてもちゅうなり、すくなことおいなるものは、おほことおいてもなり。

一一 ゆゑなんぢたからおいちゅうならずば、たれなんぢまことたからたくせん。

一二 ぞくするものちゅうならずば、たれなんぢぞくするものなんぢあたへん。

一三 ぼく二人ふたりしゅつかふるあたはず、けだしあるひこれにくみ、かれあいし、あるひこれおもんじて、かれかろんぜん。なんぢかみたからとにつかふるあたはず。

一四 このむファリセイことごとこれき、しかうしてかれあざわらへり。

一五 かれこれへり、なんぢ人々ひとびとまへおのれす、しかれどもかみなんぢこころれり、けだし人々ひとびとうちたかしとすることは、かみまへにくむべきなり。

一六 律法りつぱふげんしゃとはイオアンにいたりてとどまれり、そのときよりかみくにふくいんせられ、人々ひとびとちからもちゐてこれすすむ。

一七 しかれどもてんはいするは、律法りつぱふいっくわくくるにくらぶれば、さらやすし。

一八 およそのつまいだして、めとものは、かんいんおこなふなり、おっといだされたるをんなめとものも、またかんいんおこなふな