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たがはざれども、なんぢいまかつ小山羊こやぎわれあたへて、われともともたのしましめざりき。

三〇 しかるになんぢあそびめともなんぢさんげふつひやししものきたたりしときは、なんぢかれためえたるこうしほふれり。

三一 ちちかれへり、よ、なんぢつねわれともり、われぞくするものみななんぢぞくす。

三二 ただなんぢおとうとしてまたき、うしはれて、またられたるがゆゑに、われよろこたのしむべきなり。


第十六章

イイススまたそのもんへり、あるめるひとくわんしゃありて、そのしゅさんげふつひやすとかれうったへられたり。

しゅかれびてへり、なんぢきてことなんぞや、くわんほうこくいだせ、けだしなんぢなほくわんするをず。

くわんしゃこころへり、しゅわれよりくわんしょくうばふ、われなにさんか、くにはちからなく、ふはづ。

われすべきことる、くわんしょくかれんとき人々ひとびとわれそのいへけしめんためなりと。

すなはちそのしゅさいしゃいちいちびて、そのだいいちものへり、なんぢしゅふこと幾何いくばくぞ。

へり、あぶらひゃくなり。かれへり、なんぢてがたり、すみやかして、じふけ。

つぎものへり、なんぢふこと幾何いくばくぞ。へり、むぎひゃくこくなり。かれふ、なんぢてがたりて、はちじふけ。

しゅ