Page:Wagasyu Iisusu Harisutosu Sin yaku01.pdf/204

提供:Wikisource
このページはまだ校正されていません


けてかれへり、

なんぢうちなんぴとか、いっぴゃくひつじありて、そのひとつうしはば、きうじふきうき、きて、うしなはれしものるにいたるまでこれたづねざらんや、

これて、よろこびておのれかたになひ、

いへかへりて、そのともおよとなりあつめて、かれはん、われともよろこべ、けだしわれうしなはれしひつじたりと。

われなんぢぐ、くのごとてんにはひとりあらたむる罪人ざいにんためよろこびは、くわいかいえうせざるきうじふきうじんためよろこびまさらん。

あるひいづれをんなか、きんせんじふまいありて、そのいちまいうしはば、ともしびともし、しつはらひ、るにいたるまで、つとめてたづねざらんや、

これて、そのともおよとなりあつめてはん、われともよろこべ、けだしわれうしひしきんせんたりと。

一〇 われなんぢぐ、くのごとかみ使つかひまへには、ひとりかいむる罪人ざいにんためよろこびあり。

一一 またへり、あるひとふたりあり、

一二 そのちちへり、ちちよ、べきさんげふぶんわれあたへよ、ちちそのさんげふかれわかてり。

一三 いくざるに、そのたるものことごとあつめて、とほたびおこなひし、彼處かしこ放蕩はうたうせいくわつして、そのさんげふむだづかひせり。

一四 ことごとつひやししにおよびて、そのおほいなるきんおこり、かれはじめてとぼしきをおぼえたり。

一五 すなはちきて、そのぢゅうみんひとりせたれば、そのひとかれつかはしてぶたはしめたり。

一六 かれぶたくら