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まねなかれ、おそらくはかれまたなんぢまねきて、なんぢむくひけん。

一三 すなはちえんまうくるとき貧乏まづしきもの廃疾かたは跛者あしなへ瞽者めしひまねけ、

一四 しからばかれなんぢむくゆるあたはざるにりて、なんぢさいはひなり、しゃふくくわつときなんぢむくひんとすればなり。

一五 かれともせきせる一人いちにんこれきて、かれへり、かみくにおいぱんくらはんものさいはひなり。

一六 かれこれへり、あるひとおほいなるばんさんまうけて、おほくのものまねきたり。

一七 ばんさんときおよび、そのぼくつかはして、まねかれたるものへり、きたれ、けだし一切いっさいすでそなはれり。

一八 かれみなおなじくしたり。だいいちものへり、われでんひたり、きてこれんことをえうす、ふ、するをゆるせ。

一九 ものへりわれうしいつつがひひたり、これこころみんためく、ふ、するをゆるせ。

二〇 またものへり、われつまめとりたり、ゆゑきたあたはず。

二一 そのぼくかへりて、これしゅげたれば、しゅいかりて、そのぼくへり、すみやかまちちまたこうぢとにでて、貧乏まづしきもの廃疾かたは跛者あしなへ瞽者めしひここきたれ。

二二 ぼくへり、しゅよ、なんぢめいぜしごとおこなひたれども、なほあまれるあり。

二三 しゅぼくへり、道路みちおよ藩籬まがきあひだでて、らんことをせっとくして、いへたしめよ。

二四 けだしわれなんぢぐ、かれまねかれたるひとは、ひとりばんさんめざらん。けだしされたるものおほけれ