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へられたり。ゆゑおそるるなかれ、なんぢおほくのすずめよりたっとし。

われまたなんぢぐ、およわれひとまへみとめんものは、ひとかれかみ使つかひまへみとめん。

われひとまへまんものは、かみ使つかひまへまれん。

一〇 およひとてきしてことばいだものゆるされん、しかれどもせいしん゜をけがものゆるされざらん。

一一 なんぢきて、くわいだうまたまつりごとけんたもものまへいたらんとき如何いかに、あるひなにこたふべく、あるひなにふべきをおもんぱかなかれ。

一二 けだしそのときせいしんなんぢふべきことををしへん。

一三 たみうち一人ひとりかれへり、よ、けいていわれさんわかつことをめいぜよ。

一四 かれこれへり、ひとよ、たれわれてて、なんぢ裁判さいばんくわんあるひぶんぱいしゃしたる。

一五 ここおいかれへり、つつしみてむさぼりふせげ、けだしひと生命いのちそのしょいうゆたかなるにらざるなり。

一六 またたとへまうけてかれへり、あるひめるひとはたみのれるあり、

一七 かれみづかはかりてへり、われなにさんか、けだしさくもつをさむべきところなし。

一八 またへり、われさん、くらこぼちて、さらおほいなるものて、うちことごとくのこくもつ貨物たからとをあつめて、

一九 たましひはん、たましひよ、なんぢにはねんためたくはへたるおほくの貨物たからあり、やすみ、くらひ、み、たのしめと。

二〇 しかれどもかみかれへり、なるもの