遣さん、彼等は其中或者を殺し、或者を逐はん、
五〇 創世以來流されし諸預言者の血は、
五一 アワェリの血より、祭壇と殿との間に殺されしザハリヤの血に至るまで、皆此の代より索められん爲なり。然り、我爾等に語ぐ、是れ此の代より索められん。
五二 禍なる哉爾等律法師よ、蓋爾等は知識の鑰を取りて、自ら入らず、入る者をも阻めり。
五三 彼が之を言ふ時、學士等及びファリセイ等迫りて、彼を詰り、彼に多くの事を答へしめ、
五四 彼を伺ひて、其口より出づる何事をか捕へんと欲せり、彼を罪せん爲なり。
十二章
一 民数萬集りて、相蹂むに至れる時、彼先づ其門徒に謂へり、謹みてファリセイ等の酵を防げ、是れ偽善なり。
二 覆はれて露れざる者なく、隱れて知られざる者なし。
三 故に爾等が暗の中に言ひし事は、光の中に聞えん、密なる室に於て耳に附きて語りし事は、屋の上に傳へられん。
四 我爾等我が友に言ふ、身を殺して後に何事をも爲す能はざる者を懼るる勿れ。
五 我爾等に誰をか懼るべきを示さん、即殺して後に地獄に投ずる權を有つ者を懼れよ、然り、我爾等に語ぐ、斯の者を懼れよ。
六 五の雀は二銭にて售らるるに非ずや、然るに其一も神の前に忘れられず。
七 爾等に
於ては
首の
髪も
皆數