Page:Wagasyu Iisusu Harisutosu Sin yaku01.pdf/190

提供:Wikisource
このページはまだ校正されていません


り。

一五 しかれどもそのうちあるものへり、かれかしらワェエルゼウルにりていだす。

一六 ものかれこころみて、てんよりするきうちょうもとめたり。

一七 イイススかれおもひりて、かれへり、およそくにみづかわかあらそはば、荒墟あれあととなり、いへみづかわかあらそはば、たふれん。

一八 しサタナもわかあらそはば、そのくに如何いかにしてたん。しかるになんぢふ、われワェエルゼウルにりていだすと。

一九 われワェエルゼウルにりていださば、なんぢしょゆび誰たれりてこれいだすか、ゆゑかれなんぢ審判しんぱんしゃらん。

二〇 しかれどもわれかみゆびりていださば、すなはちかみくにはたしてなんぢのぞみしなり。

二一 つよものりて、そのいへまもときそのしょいうあんぜんなり。

二二 しかれどもかれよりさらつよものきたりて、かれときは、そのたのみとせしことごとうばひて、かすめものわかたん。

二三 われともにせざるものは、われてきし、われともあつめざるものは、らすなり。

二四 ひとよりでてのちみづなきめぐり、あんそくもとむれども、ずしていはく、われかつでしいへかへらんと。

二五 すできたりて、そのいへかつかざりたるを

二六 すなはちきて、おのれよりもしきしちたづさきたり、ともりて、彼處かしこるなり。ここおいそのひとためのちうれひさきよりさら