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すか。五〇 かれをんなへり、なんぢしんなんぢすくへり、あんぜんとしてけ。


第八章

厥後そののちかれもろもろまちおよむらめぐりて、をしへべ、かみくにふくいんせり、かれともじふあり、またかつあくおよしょやまひより痊されたるにんをんなあり、すなはちななつでたるマリヤ、しょうしてマグダリナとものまたイロドのいへつかさフザのつまイオアンナ、またスサンナ、およそのおほくのをんなそのしょいうもっかれつかへしものなり。おほくのたみもろもろまちよりあつまりて、かれきたれば、かれたとへまうけてへり、ものそのたねかんためでたり、ときみちかたはらちしものあり、すなはちまれたり、また天空そらとりこれつひばめり。いしうへちしものあり、でて稿れたり、潤澤うるほひなきがゆゑなり。いばらうちちしものあり、いばらともびて、これおほへり。沃壌よきちちしものあり、でて、むすぶことひゃくばいせり。これひてべり、みみありてくをものくべし。そのもんかれひてへり、たとへなにぞ。一〇かれへり、なんぢにはかみくにおうることあたへられたれども、ものにはたとへもちゐる、かれれどもず、けどもさとらざるためなり。一一たとへごとし、たねかみことばなり。一二みちかたはらものは、けども、のちあくきたりて、そのこころよりことばうばふ、かれ