Page:Wagasyu Iisusu Harisutosu Sin yaku01.pdf/171

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めてへり、なんぢひとためこれすはよろしきなり、けだしかれたみあいし、われためくわいだうてたり。イイススかれともきて、すでそのいへとほからざるときひゃくちゃうともつかはして、かれへり、しゅよ、らうするなかれ、けだしなんぢわれいへるはあたらず。ゆゑわれまたおのれもっなんぢくにへずとせり、すなはちいちごんいだせ、しからばぼくえん。けだしわれひとけんぞくすれども、した兵卒へいそつありて、われここけとへばき、かれきたれとへばきたり、ぼくこれおこなへとへばおこなふ。イイススこれきて、かれとして、かへりみて、したがへるたみへり、われなんぢぐ、イズライリのうちにもわれくのごとしんざりき。一〇つかはされしものいへかへりてやまひめるぼくすでされしをたり。一一そののちイイスス ナインとづくるまちけるに、そのもんおほひとおよおほくのたみかれともけり。一二まちもんちかづきしとき彼處かしこしゃいださるるあり、ははひとりにして、そのははやもめなり、まちたみおほかれともにせり。一三しゅかれて、あはれみて、かれへり、なかれ。一四すなはちちかづきて、ひつぎにれたれば、ものとどまれり、かれへり、せうしゃよ、なんぢふ、きよ。一五しゃきてし、かつへり、イイススこれそのははあたへたり。一六しゅうみなおそれて、かみさんえいしてへり、おほいなるげん