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Page:Wagasyu Iisusu Harisutosu Sin yaku01.pdf/164
れ、
乃往きて、
己を
司祭に
示せ、
且爾の
潔まりし
爲に、モイセイの
命ぜし
如く
献じて、
彼等に
証を
爲せ。
一五然れども
其聲名益播り、
衆くの
民は
敎を
聴き、
又其諸病を
医されん
爲に
彼に
集れり。
一六唯彼は
退きて、
野に
適きて
禱れり。
一七一日彼敎を
宣べしに、ファリセイ
等と
敎法師等と、ガリレヤの
諸郷、イウデヤ、
及びイエルサリムより
來りし
者は
坐し、
主の
能は
病者を
医すことに
於て
顯れたり。
一八視よ、
人々癱瘋の
者を
牀に
載せて、
舁き
來り、
之を
家に
入れて、イイススの
前に
置かんと
欲したれども、
一九人の
衆きに
因りて、
舁き
入るる
所を
得ざれば、
屋上に
升り、
瓦の
間より、
彼を
牀のままに
縋り
下して、
中にイイススの
前に
置けり。
二〇イイスス
彼等の
信を
見て、
其人に
謂へり、
人よ、
爾の
罪は
爾に
赦さる。
二一學士等及びファリセイ
等窃に
議して
曰へり、
此の
褻涜を
言ふ
者は
誰ぞ、
独神より
外に、
誰が
罪を
赦すを
得ん。
二二イイスス
彼等の
意を
知りて、
彼等に
答へて
曰へり、
爾等何ぞ
心の
中に
議する、
二三爾の
罪は
爾に
赦さると
言ひ、
或は
起きて
行けと
言ふは、
孰か
易き、
二四然れども
爾等が
人の
子の
地に
在りて
罪を
赦す
權あることを
知らん
爲、(
癱瘋の
者に
向ひて
曰へり)、
爾に
謂ふ、
起きて、
爾の
牀を
取りて、
爾の
家に
往け。
二五