Page:Wagasyu Iisusu Harisutosu Sin yaku01.pdf/160

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と。またかれたづさへて、イエルサリムにいたり、殿でんいただきたしめて、かれへり、なんぢかみならば、みづかここよりしたとうぜよ、一〇 けだししるせるあり、なんぢためそのてん使めいじて、なんぢまもらしめん、一一 かれそのにてなんぢかかへて、なんぢあしいしつまづかざらしめんと。一二イイススこれこたへてへり、へるあり、しゅなんぢかみこころみるなかれと。一三あくすでその誘試こころみつくして、しばらかれはなれたり。一四イイススかみちから滿てて、ガリレヤにかへれり、その聲名きこゑあまねはうひろまれり。一五かれそのしょくわいだうおいをしへべ、しゅうじんさんえいせられたり。一六かれその養育やういくせられしところのナザレトにきたり、安息スボタに、そのじゃうれいりて、くわいだうり、まんとほっしててり。一七げんしゃイサイヤのしょかれあたふるあり、かれしょひらきて、しるせるところいだせり、いはく、一八しゅしんわれり、けだしかれわれあぶらして、まづしきものふくいんせしめ、われつかはして、こころいためるものいやし、虜者とりこゆるしを、瞽者めしひることをつたへ、あっせらるるものいうあたへ、一九しゅよろこばしきとしつたへしめたりと。二〇すなはちしょおほひ、えきしゃあたへてせしに、くわいだうものみなかれそそげり。二一かれはじめてへり、なんぢきしところしょいまかなへり。二二しゅうみなこれしょうし、かつそのくちよりづるおんちょうことばとしてへり、