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へり、なんわれたづねたる、あにわれちちぞくするところるべきをらずや。五〇しかれどもかれそのひしことばさとらざりき。五一イイススかれともくだりて、ナザレトにきたり、かれしたがりき。かれははこれことばことごとそのこころをさめたり。五二イイススはよはひかみおよ人々ひとびとちょうあいとにますますすすめり。


第三章

ティワェリイ ケサリざいじふねん、ポンティイ ピラト イウデヤのはうはくたり、イロド ガリレヤの分封ぶんぱうきみたり、そのきゃうだいフィリップ イトゥレヤおよびトラホニダの分封ぶんぱうきみたり、リサニイ ワィリニヤの分封ぶんぱうきみたり、アンナおよびカイアファのさいちゃうたるときかみことばはザハリヤのイオアンにのぞめり。かれはイオルダンの近傍きんばうあまねきて、つみゆるしためくわいかい洗禮せんれいつたへたり、げんしゃイサイヤのことばしょしるせるがごとし、いはく、ものこゑありてふ、しゅみちそなへ、そのこみちなほくせよ、およそたにうづめられ、およそやまをかとはひくくせられ、まがれるはなほくせられ、けはしきはたひらかにせられん、しかうしておよそにくしんかみすくひんと。イオアンはせんくるためきたれるたみへり、まむしるゐよ、たれなんぢしゃうらいいかりさけくることをしめしたる、しからばくわいかいかなむすべ、みづかおも