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ルカに因る聖福音

第一章

われうちあきらかられたること すなはちはじめよりことばじっけんしゃおよえきしゃたりしものわれつたへたることきて、おほくのものげてでんつくるにり、尊憲そんけんなるフェオフィルよ、われおよそことはじめよりつまびらかたづね、だいもっなんぢためしるさんことのおもひおこせり、なんぢまなびたるをしへかたもとゐらんためなり。イウデヤのわうイロドのとき、アワィヤのはんぞくするさいにザハリヤとづくるものあり、そのつまはアアロンのすゑにして、をエリサワェタとふ。二人ふたりながらかみまへなるものにして、しゅ一切いっさいかいめいれいくるなくおこなへり。かれなかりき、エリサワェタははらまざるものたりしゆゑなり、二人ふたりともとしすでいたり。ザハリヤがそのはんまはりりて、さいしょくかみまへおこなふにあたりて、さいれいしたがひ、くじきて、しゅ殿でんりて、かうくをたり。一〇かうときしゅうみんそとりていのれり。一一しゅてん使ザハリヤにあらはれて、かうだんみぎてり。一二ザハリヤこれて、おどろかつおそれたり。一三てん使かれへり、ザハリヤおそるるなかれ、けだしなんぢ