Page:Wagasyu Iisusu Harisutosu Sin yaku01.pdf/10

提供:Wikisource
このページは検証済みです


こゝおいイロドひそかはかし、つまびらかほしあらはれしときひ、彼等かれらワィフレエムつかはしてへり、きて、つぶさをさなことたづね、これはゞ、われげよ、われきてかれはいせんためなり。かれわうきてけり、よ、かつひがしたるほしかれさきだちてき、つひをさなところいたりて、そのうへとゞまれり。一〇彼等かれらほしよろこびへざりき。一一すなはちいへりて、をさなそのはゝマリヤともるをふくしてかれはいそのたからばこひらきて、これれいもつけんじたり、すなはちわふごんにふかうもつやくなり。一二すでにしてゆめうちに、イロドかへからずとのて、みちよりそのほんかへれり。一三かれかへりしのちよ、しゆ使つかひゆめイオシフあらはれていはく、きて、をさなそのはゝたづさへて、エギペトはしり、しこりて、なんぢぐるをて、けだしイロドをさなもとめて、これころさんとはかる。一四かれきて、かんをさなそのはゝとをたづさへて、エギペトき、一五しこりて、イロドするにいたれり。これしゆげんしやもつひしところかなふをいたす、いはく、われしてエギペトよりいだせりと。一六そのときイロドおのれはかあざむかれたるをて、おほいいかり、ひとつかはしてかつつまびらかはかひしときはかり、ワィフレエムおよそのよもさかひうちなるさいをさな