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Page:Textbook of Japanese History for Elementary School on 1943 vol 2.pdf/75

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さすがの定信も、大いに驚いて、沿海諸國の大名に海防を命じるとともに、五年には、自分で伊豆・相模などの海岸を巡視しました。

まもなく、定信が職を退いて、家齊が自分で政治をとりました。しかも家齊は、この大事な時に氣がゆるんで、ぜいたくな生活にふけり、幕府の勢は、しだいに衰へるやうになりました。

一〇家治
秀忠 家重
義直 重好
賴宣 光貞 吉宗 宗武─ (松平)定信 一二家慶 一三家定
家康 宗尹─ 治濟─── 一一家齊
齊順── 一四家茂
賴房 光圀 ……… ……… …………… ………… 齊昭── 一五慶喜