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伊能忠敬の測量
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伊能忠敬の測量

わが國民は、昔から、いろいろ工夫することにすぐれ、元祿のころには、關孝和といふ偉大な算數の學者も出てゐます。吉宗が洋書の禁をゆるめると、理數の學問に對する國民の硏究熱は、一だんと高まつて行きました。やがて第百十七代後櫻町天皇・第百十八代後桃園天皇の御代のことから、杉田玄白や平賀源内らが現れ、醫學や電氣學の發達に、力を注ぎました。源内の作つた發電機には、オランダ人も、目をみはつて驚いたといひます。更に光格天皇の御代に