Page:Textbook of Japanese History for Elementary School on 1943 vol 1.pdf/63

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夜になると、やみにまぎれて小舟を進め、敵艦をおそつて火を放つたり、帆柱を倒して船中へ斬りこんだり、さんざん敵をなやましました。

不意討ち

不意討ち

敵艦全滅
敵艦全滅

おそれ多くも龜山上皇は、皇大神宮に、おん身を以て國難に代ることをお祈りになりました。社といふ社、寺といふ寺には、眞心こめた國民が滿ちあふれました。七月になると、つひに兵十萬・艦船三千五百隻のかうなんぐんが押し寄せて來ました。さきに來た東路軍とがつして、敵艦は博多の灣をうづめつくしました。大日本は神國であります。風はふたたび吹きすさび、さか卷く波は數千の敵艦をもみにもんで、かたはしから擊ちくだき、くつがへしました。わが將士は、日ごろの勇氣百倍して、殘敵をおそひ、たちまちこれをみ