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(四)
開平の演算

計算せんと欲せば, の位まで採りて作りたる整數 の平方根の整數部分 を求めて之を にて除すべきなり.

の數字を一の位より始めて左右に二つづつに句切り,之を

なる形となす.こゝに はいづれも百より小なる整數にして, の附數 は其 の位に屬せるを示せり. は正又は負の整數又は なることを得.

斯くするときは は平方根の最高位を與ふ.げにも の位まで求めんと欲せば,前に言へる所によりて にして は其平方 を超えざる最大の整數,隨て 乃至 の外に出でず. を定むるには順次 より に至る整數を點檢すべし.

一般に

と置くときは の平方根の