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究は凡て之を再遊の機會に讓りたり、隨つて本書に收むる所の諸篇の如きも只單に備忘の手錄たるに過ぎず其觀察の皮相淺薄なりと云ふ譏は素より甘んじて受くる所なり、

大正九年三月

湘南にて


近 衛 文 麿