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洲より南米に達する最捷徑となるべし。

 第五、ダニユーブ河ライン河を國際化する事は今次の講和會議に於ても問題となりし所にして已に溯航範圍は之を國際化する事に決定したる也。

 第六、エスコー川及其兩岸の自由使用を白耳義に與ふる事これ講和會議に對して現に白耳義の要求しつゝある所にして目下頗る紛糾を重ねつゝある問題也、蓋エスコー河の下流は和蘭領を貫きて海に注ぐが故に沿岸に位する白耳義唯一の商港アントワープは和蘭によりて其海への出口を扼せられ其商業的死命を制せらるゝ形勢にあり、之に就きては一千八百三十一年の和白條約ありて白耳義は已に此地域に關し特殊の利益を與