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北鮮から日本法律家協会に書簡

       在日抑留朝鮮問題


(RP=東京)二十一日夜の日本向け平壌放送によれば、北朝鮮民主法律家協会はこのほど、日本に抑留されている朝鮮人の釈放問題にかんし日本国際法律家連絡協会に全文次の書面を送った。


日本、東京、日本国際法律家連絡協会会長 長野国助貴下


 尊敬する会長貴下。旧ろう三十一日日本政府と南朝鮮当局は米帝国主義者に操られて日本の収容所に不法に抑留されている朝鮮公民を南朝鮮に強制送還することを取決めました。かかる不法な措置は一九五八年一月四日付朝鮮民主主義人民共和国南日外相の声明に正しく指摘されましたように人道にはずれた行為であるのみならず、国際法の原則に乱暴に違反するものであります。自由意思による居住地の選択と帰国の自由は何人といえどもおかしえない万人の権利であり、国際法に公認された原則であります。

 日本の収容所に抑留されている朝鮮公民は李承晩一味のテロ分子がありとあらゆる迫害と脅迫をもって、はなはだしきは朝鮮公民キヨウ・テイケンを殺害してまでいわゆる韓国の国籍をおしつけようとしましたけれども、自分たちの愛する祖国朝鮮