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Page:NDL925789 白隠禅師法語録 part1.pdf/16

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見む、久視も亦期しつべし。夫れ大道分れて兩儀あり、陰陽交和して人物生る、先天の元氣中間に默運して五臟列り經脈行はる、衛氣營血互に昇降循環する者晝夜に大凡五十度、肺金は牝臟にして膈上に浮び肝木は牡臟にして膈下に沈む、心火は大陽にして上部に位し腎水は大陰にして下部を占む。五臟に七神あり、脾腎各二神を藏す。呼は心肺より出で吸は腎肝に入る。一呼に脈の行く事三寸一吸に脈の行く事三寸、晝夜に一萬三千五百の氣息あり。脈一身を巡行する事五十次、火は輕浮にしてつねに騰昇を好み水は沈重にしてつねに下流を務む。若し人察せず、觀照或は節を失し志念或は度に過ぐる時は心火熾衝して肺金焦薄す、金母苦しむ則は水子衰滅す、母子互に疲傷して、五位困倦し六屬凌奪す、四大増損して各百一の病を生ず、百藥功を立つる事能はず、衆醫總に手を束ねて終に告ぐる處なきに到る。蓋し生を養ふ事は國を守るが如し、明君聖主は常に心を下に專にし暗君庸主は常に心を上に恣にす、上に恣にする則は、九卿權に誇り、百僚寵を恃んで、曾て民間の窮困を知る事なし。野に菜色多く、國餓莩多し、賢良濳み竄れ、臣民瞋り恨む、諸侯離れ叛き、衆夷競ひ起つて、終に民庶を塗炭にし、國脈永く斷絶するに到る。心を下に專にする則は、九卿儉を守り、百僚約を勤めて、常に民間の勞疲を忘るゝ事なし。農に餘んの粟あり、婦に餘んの布ありて、群賢來り屬し、諸侯恐れ服して、民肥え國強く、令に違するの烝民なく、境を侵すの敵國なし、國刁斗の聲を聞く事なく、民戈戟の名を知らず、人身もまた然り。至人は常に心氣をして下に充たしむ、心氣下に充つる則は、七凶内に動く事無く、四邪また外より窺ふ事能はず、營衛充ち、心神健かなり、口終に藥餌の甘酸を知らず、身終に鍼灸の痛痒を受けず、庸流は常に心氣をして上に恣にす、上に恣にする則は左寸の火、右寸の金を剋して五官縮り疲れ、六親苦るしみ恨む。是の故に、漆園曰く、眞人の息は、是れを息するに踵を以てし、衆人の息は、是れを息するに喉を以てす。許俊が云く、蓋し氣下焦に在る則は、其の息遠く、氣上焦に在る則は、其の息促まる。上陽子が曰く、人に眞一の氣有り、丹田の中に降下する則は、一陽また復す、若し人始陽初復の候を知らんと欲せば、暖氣を以て是れが信とすべし、大凡生を養ふの道、上部は常に淸凉ならん事を要し、下部は常に温暖ならん事を要せよ。夫れ經脈の十二は支の十二に配し、月の十二に應じ、時の十二に合す。六爻變