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Page:Metropolitan Police Department - Current Status of Far-Left Violence Organizations.pdf/2

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2 極左暴力集団の主なセクト

「革マル派」(正式名称:日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派)

  • 昭和38年2月、中核派と分裂し発足
  • 勢力は約5,500人、機関紙「解放」を発行
  • 非公然組織を有し、警察や対立する団体、個人等に対し、住居侵入、窃盗、電話盗聴等の違法行為を伴う調査活動も敢行
  • 創始者である故・黒田前議長の遺志を継承、組織建設を重視し基幹産業(注3)の労働組合内で組織拡大を企図


「中核派」(正式名称:革命的共産主義者同盟全国委員会)

  • 昭和38年2月、革マル派と分裂し発足
  • 勢力は約4,700人、機関紙「前進」を発行
  • 非公然組織を有し、過去には数多くの「テロ、ゲリラ」事件を敢行
※平成2年、「90年天皇決戦」を主張して1年間に124件の「テロ、ゲリラ」事件を敢行国鉄闘争を基軸に、反原発闘争等を中心とした闘争を継続し、組織の維持・拡大を企図


「革労協」(正式名称:革命的労働者協会)

  • 昭和44年10月発足。平成11年に主流派、反主流派に分裂
  • 勢力は約500人、機関紙「解放」を発行
  • 非公然組織を有し、多くの「テロ、ゲリラ」事件のほか、死傷者を出す凄惨な内ゲバを敢行
  • 「成田闘争」、「反戦、反基地闘争」等を通じて、両派とも組織の維持・拡大を企図

注3: 全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)及び東日本鉄道労働組合(JR東労組)には相当浸透しているとみられる