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にとつては、ただ機械として働くことの敎育である。

 しかし諸󠄃󠄃君が、自由、文化、權利等に關する諸󠄃󠄃君のブルジョア的見解を標準として、ブルジョア財產の廢絕を律しようとする間は、論爭は無益󠄃󠄃である。諸󠄃󠄃君の思想そのものは、ブルジョア的の生產關係および財產關係の產物である。それと同じく、諸󠄃󠄃君の權利もまた、諸󠄃󠄃君の階級的意志を法律としたものに過󠄃󠄃ぎない。そしてその意志の內容は、諸󠄃󠄃君の階級の物質的生活條件から生じたものに過󠄃󠄃ぎない。

 諸󠄃󠄃君の利己的謬󠄃󠄃想――すなはち諸󠄃󠄃君の生產關係および財產關係は、生產の進󠄃󠄃步に從つて生滅する歷史的關係であるのに、それを永劫の自然法および道󠄃󠄃理法に變更させる――その諸󠄃󠄃君の利己的謬󠄃󠄃想は、すべての滅亡󠄃󠄃した過󠄃󠄃去の支配階級が、みな諸󠄃󠄃君と同じくもつてゐたものである。諸󠄃󠄃君が古代の財產に對して理解したところ、また封建的財產に對して理解したところのものを、諸󠄃󠄃君はいま、