Page:Kokkaron1905.djvu/29

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て大差あり。故に君主國體即ち君主が主權を有する國體にも種々の程度あるを見るべきなり。

朝鮮國王の如きは君主なれども本は高麗の臣下にし事變に由りて位を得たるのみ。且つ亂離相繼ぐ、人民は習慣として其命令を奉ずと雖も王の爲めに身を犧牲にせんとする念極めて少し。故に其主權は極めて薄弱なり。

適當に言へば朝鮮には主權と云ふ連合せる意志が發達し居らざるなり。露西亞は之れに反し皇帝は同時に僧侶たるが故に强大なる結合せられたる意志の中心たり。其主權は强大なるものなり。日本は露西亞