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一、下型下中型の語頭における「」の高さは、その表示を省略した。故に〔ハ〕(葉)〔ハナ〕(鼻)〔ハガキ〕(葉書)は、實は〔〕〔ナ〕〔ガキ〕のごとく、その語頭の一音󠄁節はの高さにあることゝ了解せられたい。

一、音󠄁韻の表記については、字音󠄁の「英、桂」等は「エイ、ケイ」等とし、その發音󠄁(卽ち音󠄁聲實現)は〔エイ、ケイ〕から〔エー、ケー〕に至るまでの幅を認めることゝした。長音󠄁符「ー」の排列は相當母音字の中においた。促音符「ッ」の排列は普通󠄁の「ツ」と同樣に取り扱つた。特に「學校、擊劍」などは檢索上の便を主として「ッ」でも「」でも引けるやうにしておいた。なほ「カ゚,キ゚,ク゚,ケ゚,コ゚」は「ガ,ギ,グ,ゲ,ゴ」の鼻音󠄁化をあらはすものである。

略號表
〔名〕 名詞 〔現〕 現代語
〔代〕 代名詞 〔兒〕 小兒語
〔副〕 副詞 〔古〕 古語
〔數〕 數詞 〔佛〕 佛敎語
〔接〕 接辭 〔年〕 年號
〔地〕 地名 〔音󠄁〕 音󠄁樂
〔歷〕 歷史語 〔紋〕 紋所
〔時〕 時代語(又󠄂は時代アクセント)