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悉するところである。それはかの永遠のユダヤ人であつて、この永遠のユダヤ人たるや、我か總ての者がソヴエート・ロシアに於いて戰慄を以て且つ經驗せざるを得なかつたところの事態を、我々に對しても執行すべき時機到來せりと北叟笑んでゐるのである。このユダヤ人の地上に於ける樂園なるものを我々は今や實地に識ることが出來た。數百萬人のドイツ軍將兵は、この國際的ユダヤ人が人命と財貨とのすべてを破壞し盡した一國の實情を、各自の眼で以て確めることが出來たのだ。かういふことは恐らく合衆國大統領などの知りたいとも思はぬところであらう。それはたゞ彼の精神の狹隘さを證明するだけのものである。

 たが然し、國家を一つ一つ漬して行くといふことだけが彼の全鬪爭の目的だといふことは我々の知るところである。隨つて我々がよしんば日本と同盟を結んでゐなくとも、この事がユダヤ人共と彼等のフランクリン・ルーズヴエルトの意圖するところだといふことに就いては、我々は明瞭に知つてゐた筈である。ところで今日のドイツ國は嘗てのドイツ國とは何等共通のものをもつてゐない。隨つて我々は、この戰爭挑發