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Page:Issennen no rekishi wo tsukuran.pdf/19

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を演じてゐたからである余はモロトフ氏のベルリン訪問の際同氏に對し拒絕したことをスターリンは再び我々の意思に反し革命的運動により所謂廻り道をして遂行し得るものと信じたのである締結された諸條約等は毫も顧慮せずボルシエヴイキの主權者共は彼等の意向を强化したのである。この新しい革命的政權たるソ聯と友好條約を締結するに及んで忽然として脅威的危險の逼迫が明らかになつた。今次の戰爭に於けるドイツ國防軍の業績は一九四一年五月四日のドイツ國會で正しく評價された。然し當時余は我々が急速に或る國との衝突に邁進してゐたのを認識せる旨については殘念乍ら言明を避けねばならなかつた。この國はバルカン戰の時はその進軍が未だ完遂せず又特にその當時の季節には雪溶けが始まつて滑走場の地質が弛んでゐた爲に飛行基地が利用出來なかつたといふ原因で當時は未だ攻擊を開始しなかつたものである。

余を見損ふもの

 ドイツ國會議員諸君!