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一、年中行事

 伊集院は古來質實剛健を以て自ら任し人を許せし所なり、過古を顧み将来を慮り、時勢の進運に則し、益々其の美質を發揮すべきなり。

一月

一日   元旦の儀式、年賀廻禮
二日   初夢、二日風呂、二日市、仕事始め等
七日   七種粥、鬼火焚等
十一日  祝餅徹下
十四日  望年の儀
十六日  山神祭
二十三日 舊正月、九月二十三夜待

二月

舊二月五日 二月の市(人形市)舊二月の彼岸、濱下り、神社参拝、御寺参詣

三月

三日   ひな祭(女兒の祝)彼岸、濱下り等

四月

舊四月三日 しんぐわさんち、戦勝馬? 盛装馬?(馬踊)
舊四月八日 釋尊降誕祝(佛教)

五月

五日   端午節句、幟 武者人形等
備考 さくまき、茅まき、竹皮まき(くわくわら巻)等非常戦時食糧軍國主義の平時訓練?
十六日  舊五月十六日、山神祭、川童祭、山行、川行きを避く
二十三日 舊五月二十三夜待
二十八日 曾我の笠焼

六月

舊六月  土用干(虫干)

七月

七月   七夕祭、かれそ市(麻皮市)
舊自十三日夕刻至十五日夜 干蘭盆
十五日  熊野神社祭、六月燈