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どちりなきりしたん



 御主Jx御ざいのあひだ弟子でしたちにの玉ひをき玉ふ事の中にとりはきなんだちにをしへけるごとく、一さいにんげんに後生をたすかるまことのみちをひろめよとの御事也。これ又がくしやたちのゝべをけるごとく、三の儀にきはまる也。一には、しんじ奉るべき事。二には、たのもしく存じ奉るべき事。三には、つとめをこなふべき事これ也。しかるにしんじ奉るべきだいもくといふは人智にをよぶだうりのうへなる儀なれば、ひいですといふぜんにあたる者也。これらの事をしらずんばごしやうのみちにまよふ事おほかるべし。又たのもしく思ふ事とはゑすぺらんさといふぜんにあたる事也。これすなはちDより御やく