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鳩の書/第1章/§3

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鳩の書

第1章

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§3.

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<< 放棄について >>


人の魂に真の悔い改めが確立され、必要以上の世俗的な財産が罪深い情熱のために求められていることに気づいたとき、人はそれらを拒絶し、それらを放棄することを喜びとします。


放棄者には三つの階級がある。最下層、中位層、そして最上位層です。


最下層は、将来の苦悩を恐れて贅沢を捨てる者たちです。中位層は、一時的な享楽を苦悩のゆえに憎む者たちです。最上位層は、善なる者のみを求めるがゆえに、善なる者以外のすべてから顔を背ける者たちです。この目標は、入信者によって称賛されています。


放棄の対象は、金銭、衣服、食物、住居、家具です。 放棄者が全く所有していない金銭です。衣服は、羊毛または毛で作った粗末な衣服を身にまとい、膝まで覆い、腰にベルトを締める。気に入ったら、マント、巻き帯、靴も加える。食物は、小麦、大麦、またはキビのパンを、油脂、油、または塩水で湿らせて、1年分、1ヶ月分、または1日分用意する。住居は小さな小部屋、洞窟、または小屋である。あるいは、主に定住の場がなかったように、定住の場を全く持たないこともある。目の前に現れた隅っこで、座って眠ることもある。家具は、粘土、木、またはひょうたんの道具を使用するだけである。

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原文:

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翻訳文:

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