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鳩の書/第1章/§2

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鳩の書

第1章

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§2.

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<< 悔い改めについて >>


賢明な人は、罪の有害性を理解するとすぐに、自分が犯した罪を悔い改めます。慣れ親しんだ罪は捨て去り、二度と罪を犯さないと決意します。そして、悔い改めは神に捧げられれば必ず受け入れられるという考えで、自らを慰めます。ニネベの住民や、使徒の長シモンの場合がそうです。


罪は、傲慢、虚栄、嫉妬、ごますりといった理性から、あるいは怒り、短気、恨みといったいらちからから、あるいは貪欲、放縦、好色といった欲望から生じます。知っていて犯す者の罪は、たとえ小さくても、極めて大きいのです。罪を犯した悔い改める者は、洗礼者ヨハネから洗礼を受けた者たちがしたように、嘆き悲しむ声とともに自分の罪を告白し、神の赦しを懇願しなければなりません。そして、信じた者たちが使徒たちのところに来て、自分の過ちを告白しました。使徒ペテロは言います。「互いに過ちを告白しなさい。」〈ヤコブ 5:16〉。そして使徒ヨハネは言います。「もし私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦してくださいます。」

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原文:

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翻訳文:

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