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鐵道震害調査書/第一編/第三章/第三節/一

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第三節 隧道

  一 東海道本線箱根第一號隧道

  構造概要  (附圖第七十八參照) 本隧道は山北谷峨間に在りて上下2線より成り,上り線は汐留起點59哩39鎖50節に起り,長934呎にして明治二十一年の建設に係り,下り線は汐留起點59哩39鎖47節に起り,長935呎10吋にして明治三十一年の建設に係る。線路の方向は北74度西,勾配は155にして,附近の地質は泥灰岩及び土砂より成れり。

 隧道斷面は上り線に於ては幅14呎,高15呎6吋,下り線に於ては幅15呎,高16呎6吋にして,覆工材料總ては煉化石を用ひ,上下兩線各箇所によりてその厚を異にす。即ち次の如し。

 上り線

東京方坑門より 75呎まで 1呎1012
75呎より 141呎まで 1呎6吋
141呎より 525呎まで 1呎112
525呎より 603呎まで 1呎6吋
603呎より 813呎まて 1呎112
813呎より 914呎まで 1呎6吋
914呎より 934呎まで 1呎1012

 下り線

東京方坑門より 130呎まで 1呎6吋
130呎より 220呎まで 1呎112
220呎より 298呎まで 9吋
298呎より 398呎まで 1呎112
398呎より 541呎まで 9吋
541呎より 563呎まで 1呎112
Page:鐵道震害調査書 大正12年.pdf/46