蜂の書/第25章
蜂の書
[編集]第25章
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アブラハムの父テラは二人の妻をめとった。ひとりはヨナと呼ばれ、彼女によってアブラハムが生まれた。もうひとりはシェルマテと呼ばれ、彼女によってサラが生まれた。マール・テオドロスはサラがアブラハムの叔父の娘であったと言い、叔父を父の位に置いている。アブラハムが七十五歳のとき、神は彼にユーフラテス川を渡り、ハランに住むように命じられた。そこで彼は妻サラと甥ロトを連れてユーフラテス川を渡り、ハランに住んだ。八十六歳のとき、サラの侍女であったエジプト人ハガルから息子イシュマエルが生まれた。サラはファラオ王がアブラハムにサラを返す際に与えたものである。そして神はマムレの樫の木の下で彼に現れた。アブラハムが100歳のとき、約束の子イサクが生まれました。そして8日目に、自分と息子、そして家に生まれたすべての者に割礼を施しました。
[p.43]
神はアブラハムにイサクを祭壇に捧げるように命じたとき、信仰に値する人々の言い伝えによれば、主が十字架につけられた特別な場所へイサクを犠牲として遣わしました。サラの死後、アブラハムはトルコ王ヤクタンの娘ケントラ(ケトラ)を妻に迎えました。イサクが40歳のとき、アブラハムの召使いであったダマスコ人エリエゼルはアラク(エレク)の町へ下り、アラム人ベトエルの娘ラファ(リベカ)を主人の息子イサクの婚約者としました。アブラハムは百七十五歳で亡くなり、妻サラの傍らに「二重の洞窟」に埋葬された[3]。イサクはそれをヘテ人エフロンから買いました。イサクが六十歳のとき、彼には双子の息子、ヤコブとエサウが生まれました。そのころアルベルが建てられました。これを建てた王はアルボルと呼ばれたと言う人もいます。イサクの六十六年目にエリコが建てられました。エサウはレウエルを、レウエルはゼラを、ゼラはヨバブ、すなわちヨブを生みました。
脚注
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