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蜂の書/第19章

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蜂の書

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第19章

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[1] << 鉄加工用器具の発明について >> [2]


カイナンは[3]カインの子孫であるトバルカインは、鉄細工の三つの道具、すなわち金床、槌、火ばさみを最初に発明しました。鉄細工はあらゆる工芸の母であり、創造主です。頭が体にとってそうであるように、他のあらゆる工芸にもそうです。頭が取り去られれば、体のすべての手足がその機能を停止するように、鉄細工が廃れれば、他のすべての工芸も廃れてしまうでしょう。盲目のレメクの息子であるトバルとトバルカインの時代に、サタンが彼らの中に入り込み、住み着きました。彼らはあらゆる種類の楽器、竪琴や笛を造りました。ある人たちは、葦の中に霊が入り込み、それをかき乱し、その音は歌や笛の音のようだったと言います[4]。そして人々はあらゆる種類の楽器を作りました。さて、この盲目のレメクは猟師で、弓をまっすぐに射ることができました。

[p.30]

彼の息子は彼の手を取り、獲物のいる場所へ案内していました。そして、動物の動きを聞くと、矢を放ち、仕留めました。ある日、動物に矢を放ったとき、彼はアダムの息子である殺人者カインに当たり、彼を殺しました[5]

脚注

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  1. オックスフォード写本第20章。
  2. 創世記 4:22
  3. この名前は誤って本文に紛れ込んだようです。創世記4章22節をご覧ください。
  4. 「彼らはあらゆる種類の楽器を組み合わて奏でた。ユバルは横笛、竪琴、笛を作った。悪魔たちはその中に入り込み、その中に住み着いた。彼らが笛を吹くと、悪魔たちは横笛の中で歌い、笛の中から音を立てた。トバルカインはシンバル、ガラガラ、鼓を作った。」ベゾルド『Die Schatzhöhle』14ページ;Brit. Mus. Add. 25,875, fol. 12 a , col. 1。
  5. Bezold、Die Schatzhöhle、p.11.


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