百詩篇第2巻

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ミシェル・ノストラダムス師の予言集>百詩篇第2巻


16

ナポリパレルモシチリアシラクサ
新しい暴君たち、雷鳴、天の火
ロンドンゲントブリュッセルスーザからの各軍
大いなる虐殺(Hecatombe)、勝利。祝祭を行う。

17

ウェスタの巫女の寺院のある平原
それはピレネー山脈エトナ山[1]から遠くない。
運ばれた大物は郵便馬車の中に隠される。
北、川と交配種のブドウが投げ捨てられる[2]

22

アソポス(ボエオティアの川)の陣営がエウロタス(スパルタの川)から出発するだろう、
沈んだ島に接近しつつ。
艦隊はアルトンの棹を折り畳む[3]
世界のへそで、最も偉大な声が仰がれる。

36

大預言者の文書が奪われ、
暴君の手に落ちるだろう。
それらの陰謀は彼の王を欺くためのものだろう。
しかし、その略奪品はすぐに彼の邪魔になるだろう。

88

大物の田園は崩れかかった状態にされる。
5番目の者の7番目の名は、
3分の1だけ偉大であろう。好戦的な異邦人は、
破城槌[4]ルテティアにもエクスにも見舞うだろう。

[編集]

  1. レオニは文脈上「エトナ」(Ethne)はピレネーに近い小村「エルヌ」(Elne)の誤記と見なし、ブランダムールやラメジャラーらからも受け入れられている(Leoni [1982], Brind'Amour[1996], Lemesurier [2003])。
  2. ラメジャラーもブランダムールもgetés(投げ捨てられる)はgelés(凍りつく)の誤記と見ている(Brind'Amour[1996], Lemesurier [2003])。
  3. Artonには様々な異文がある。ブランダムールやラメジャラーはartimon(帆)の語中音消失と見て、「帆柱を畳む」の意味にとっている(Brind'Amour[1996], Lemesurier [2003])。
  4. 初版のMontonはMoutonの誤植とされる。Moutonは一般には羊の意味だが、当時の用例として破城槌の意味もあった。

翻訳に関する情報[編集]

  • 底本はLes Prophéties de M. Michel Nostradamus, Macé Bonhomme, Lyon, 1555
    • 明らかな誤植は後の版に基づいて読み替えた。誤植と断言しきれない場合は、原文どおり訳し、注記の形で、ブランダムールやラメジャラーの読み方を紹介した。
  • 翻訳者はウィキソースユーザーのsumaru。
  • 参考文献の一覧はミシェル・ノストラダムス師の予言集にある。